令和5年度 国際交流だより第2号

カーティン大学交換留学生(派遣)(2023~)からの留学レポート

 協定校であるカーティン大学(オーストラリア)へ派遣されている国際商経学部(GBC)の大西麗奈さんからの留学レポートが届きました。大西さんは、交換留学生として2023年2月から11月までカーティン大学に在籍する予定です。

国際商経学部の大西麗奈さん

1.オーストラリア(パース)に到着したときの第一印象について教えてください。

留学生へのサポートが手厚い街だなと感じました。空港には留学生のためのWelcome Deskがあり、SIMカードや交通系ICカードなど、生活に役立つものを無料で受け取ることができます。街では留学生向けのイベントがよく行われており、そこで友人を作ることができます。 また、人が親切でにこやかなことにも驚きました。日本より不愛想な人が多いのかなと思っていましたが、空港の職員さんや寮のスタッフ、スーパーの店員さん、みなさん親切でした。

パース中心街

2.カーティン大学の授業はどうですか?(履修している科目、クラスの様子、言語など)

交換留学生は特定の学部に所属しないので、ほぼ全ての学部から好きな科目を選ぶことができます。私は観光学から1つと、映像学から2つ履修しています。
観光学などの文系科目では、レクチャーとチュートリアルが週に1つずつあります。レクチャーとは教授の話を聞く受け身の授業で、チュートリアルとはレクチャーで学んだ内容について、少人数でディスカッションやプレゼンを行う授業です。教授はフランクで、生徒も積極的に発言します。成績の付け方はレポートやグループプレゼン、テストなどGBCと似ていますが、教授との口頭試問もあります。
映像学の科目では、1週間に1度、3時間のワークショップがあります。カメラや音声・照明機材の使い方を学んで動画を撮影したり、編集したりしています。テストはなく、個人やグループで作った作品で成績がつけられます。そのため授業外でもクラスメイトと集まって作業することが多いです。
どの授業においても、友人を作り助け合うことが大切だと思います。別の科目を履修している日本人の友人は、クラスメイトにレポートを添削してもらったり過去問をもらったりしていました。

大学図書館

3.オーストラリア(パース)での生活について教えてください。(学生寮、大学周辺の様子、週末の過ごし方、安全面など)

自然が綺麗で治安が良く、過ごしやすいです。スーパーは寮から徒歩圏内にあり、大型ショッピングモールもバスで20分程で行けます。ただ、日本と違ってショッピングモールや飲食店は閉まるのが早く、平日に遊べる場所はあまりありません。そのため図書館で友人と課題をしたり、大学内の交流イベントに参加したりしています。週末は街の中心部でショッピングをしたり、ビーチに行ったりしています。

私の住んでいる寮は6人アパートで、特に綺麗でも汚くもない普通の学生寮です。キッチンとシャワー、トイレは共用で、設備に故障などあれば職員が対応してくれます。アパートと部屋の鍵はオートロックで、締め出されると10ドルを支払って開けてもらわなければなりません。
共用スペースを清潔に保てるかどうかはルームメイトによります。

学生寮

4.カーティン大学へ交換留学を考えている学生にメッセージをお願いします。

好奇心旺盛な人にはとても良い環境だと思いますし、そうでない人にとっても、留学は視野を広げる良い経験になると思います。英語で身の回りのことをしたり、専門分野以外の授業を受けたりするのは、やはりストレスもあります。しかしその分刺激的で楽しく、日々自分の成長を感じられます。
貴重な経験ができるので、是非留学に踏み出してみてください。

お問い合わせ先

国際交流機構(大学本部 国際交流推進課内)

TEL: 078-794-6683
e-mail: kokusai@ofc.u-hyogo.ac.jp