社会情報科学部では、データサイエンスやAIなどで用いられている情報技術を学び、その知識や技能を活かして社会や組織が抱える様々な課題を解決できるような、文理融合分野で活躍する人材を育成します。
情報技術の向上やコロナ禍によって急速に進展するDXへの対応、幅広い分野に応用されているAI関連技術への対応などの情報科学分野だけでなく、社会やビジネスのニーズに応えるための社会科学分野の知識や技能を、理論と実践を通じて修得します。
学部発足に合わせて新築された情報科学研究棟では、最新の情報機器による専門的な教育・研究環境や、ラーニングコモンズによる能動的学習環境が充実しており、学生の活気に満ち溢れています。
教育研究上の目的・三つのポリシー等
教育研究上の目的
本学部は、情報科学を軸として、高度化・複雑化が続く社会における課題を解決する社会情報科学の教育と研究を行うことを目的とする。情報科学技術に関する確かな知識・技能、実践的な情報処理能力とデータ分析能力を身につけ、ビッグデータを分析・活用し、経済動向の予測、社会政策の立案、企業における経営戦略・マーケティング・生産性向上などの分野で貢献する人材を育成する。
育成する人材像
データ分析の専門技術を修得し、それを実際の問題に適用することができる応用志向の人材。 実践的な情報処理技術を身につけ、扱いが困難なデータや課題に対して、分析プログラムの作成などを行い、問題解決へと導く技術志向の人材。 基本的なビジネスモデルや社会の仕組みを理解し、情報処理技術およびデータ分析技術を駆使して、問題解決、価値判断に貢献する実践志向の人材。
ディプロマ・ポリシー
下記の能力を身につけた学生に学位を授与する。
- データを正しく捉えるための幅広い知識、情報科学およびデータ分析の専門知識を身につけている
- 組織・地域・社会における諸問題を客観的にとらえ、問題解決に向けて論理的に考える能力を身につけている
- データを扱い分析するための専門知識とスキルを修得し、情報倫理をわきまえて利活用する能力を身につけている
- チームによる効果的な問題解決を行うためのコミュニケーション能力を身につけ、リーダーシップを発揮することができる
カリキュラム・ポリシー
- 専門教育では、専門基礎科目と専門教育科目を配置し、段階的な学習を可能にする。
- 専門基礎科目として、数学、データ分析、情報科学の基盤科目を配置し、講義・演習形式による教育を行うことによって、基礎的知識・技能の定着を図る。さらに、経済、経営の概論科目を配置し、現代社会における経済現象、企業・組織の経営に関する基本的な考え方を身につける。
- 専門教育科目として、情報科学関連、データ分析関連、意思決定関連、社会関連基本・発展の科目群を配置し、社会情報科学の専門性を高める教育を実施する。
- 演習科目を各年次・各セメスターに配置し、社会における諸問題に挑む柔軟な思考力と問題解決能力を養成する。
- 履修科目の単位認定にあたっては、科目の性質に応じて試験、課題への取り組み、授業貢献度などを適切に組み合わせて評価し、その基準は開講に際して明示する。
アドミッション・ポリシー
求める学生像
情報技術やデータ分析に関心を持ち、社会や組織における様々な課題にそれらを用いて取り組むことに意欲がある学生を求める。そのために、必要な知識と技能を確実に身につけるための基礎的学力を有する学生、データを生み出す現代社会に関心と基礎知識を有する学生、前向きに課題に向き合い、積極的に取り組む意欲ある学生を求める。
アドミッション・ポリシー
- 高等学校で履修する教科の基礎的知識をバランス良く身につけている人
- 専門知識や技能を学ぶための基礎的な知識および理解力を有している人
- 情報技術やデータ分析に関心を持ち、それを社会に活用することに意欲がある人
入学者選抜の基本方針
- 一般選抜
前期日程、中期日程ともに大学入学共通テストを課す。このことによって、高等学校での学習の達成度をみるとともに、大学での学習に必要な基礎学力を持っているかを判断する。また、個別学力検査は、英語と数学の試験を行い、社会情報科学部において専門知識を得るための語学力や論理的思考力を持っているかをみる。 - 学校推薦型選抜
高等学校が学業成績、勉学態度と意欲の面からみて大学で学ぶ能力を有すると認めた人物に対して行う。選考では、調査書と推薦書によって高等学校での学習の達成度をみるほか、小論文・適性検査で社会情報科学部に適性を有するかどうか、面接によって学ぶ意欲などをみる。 - 外国人留学生特別選抜
日本国籍を有しない者(日本国の永住許可を得ている者を除く)で「日本留学試験」を受験した人を対象に、数学、英語および面接により、社会情報科学部で勉学できる学力と日本語能力を持っているかを判断する。 - 帰国生特別選抜
日本国籍を有する者又は日本国の永住許可を有する者で、2年以上外国で学んだ人を対象に、数学、英語および面接により、社会情報科学部で勉学できる学力と日本語能力を持っているかを判断する。