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災害時の外国人支援に関する研究プロジェクトを実施しました

 JR西日本あんしん社会財団より研究助成をいただき「大都市圏における訪日外国人の災害時ヘルス関連ニーズ:インクルーシブな保健医療の実現に向けた看護ケアの検討」を実施しました。
災害後にデータを収集することの難しい訪日外国人のヘルスニーズを、①日本在住外国人とその支援者を対象としたインタビュー調査と、②ウェブ上のテキストデータの分析を通じて明らかにすることを目指しました。
調査結果より、訪日外国人は、日本語や日本の保健医療システム、災害対応システムについて十分な知識を有しておらず、発災時の大きな不安が、個々人の健康リスクとなるだけでなく、集団としての適切な避難行動を妨げる可能性があることが示唆されました。
 この研究の結果を土台として、災害発生時の不安軽減と適切な避難行動の実現を目的とした災害時情報システムの開発に焦点を当てた研究を行っていく予定です。
(詳細は、JR西日本あんしん社会財団ホームぺージをご覧ください。⇒https://www.jrw-relief-f.or.jp/results/ 

研究代表:梅田麻希(兵庫県立大学地域ケア開発研究所)

◆災害時の外国人支援のポイントを4つのステップにまとめました。
 詳細はこちら⇒What Can We Do to Support People from Different Countries at Time of Disaster? Four steps to alleviate the anxiety of international residents