環境人間学部

持続可能な環境と多様性のある社会、
そして、豊かな暮らしを実現する

「すべての人に豊かな暮らしと環境を」という、SDGsと重なるコンセプトを掲げ、サステイナブルな環境と、多様な生き方・価値観を尊重する社会、そして、一人ひとりの豊かな暮らしについて探究しています。このため環境人間学部では、環境と人間に関わる学問分野の「専門知識・技術」のみならず、文理にまたがる科目を幅広く履修することで「広い視野と複眼思考」を習得し、さらに、フィールドでの実践的な学びを通して「問題解決力」を磨き、現代の複雑な課題を他者と協力して解決していける人材を育成しています。

系統紹介

人間形成系

あらゆる世代の人々が心身ともに充実した生活を維持増進し、多様な自己実現のあり方や社会参加が保障される環境づくりを目指します。「健康」「福祉」「教育」をキーワードに、人々の成長や発達、心身の健康について多角的に学びます。
教員養成に関連する所定の単位を取得し、実習(教育実習など)を経ることで、保健体育の中学校・高等学校教諭一種免許状を取得できます。

国際文化系

英語をはじめとする語学やそれぞれの言語の文化的背景、国際情勢が生み出す文化現象や多文化社会について学びます。
グローバル化が進み、様々な社会的状況への適応力がこれまで以上に求められる現代において、社会的なコミュニケーション能力と異なる文化への理解や共感を持てる人材を育成します。

社会デザイン系

「政策」「コミュニティ」「コミュニケーション」の3つを柱として、都市や農村、防災や福祉、メディアなど、身の回りの生活や暮らしに関わることを多岐にわたって探究しています。
近年の社会・経済構造の変化に対して、社会学、経済学、都市計画学、地理学などといった分野からアプローチし、多様な人々が対等に関わり、ともに暮らせる「共生社会」を創造できる人材を育成します。

環境デザイン系

人間生活の基礎となる地球環境の理解と、より良い生活環境の創造を目指し、自然環境、生物、生態系に関する知識や、生活環境の時間・空間・社会の特性などに関する知識を習得し、 快適な居住空間、住みやすい人間社会を創造するための技術を身につけます。
所定の科目を履修することで二級建築士、一級建築士(免許登録には2年間の実務経験が必要) の受験資格が得られます。

食環境栄養課程

食は人間が健やかに成長し、健やかに歳を重ねるために極めて重要なものです。
食環境栄養課程では、食・健康・栄養に関することを講義や実験・実習を通じて実践的に学び、健康増進や疾病の予防に貢献できる「食のプロフェッショナル」を養成します。
卒業時には栄養士資格を取得することができ、併せて管理栄養士国家試験の受験資格も得られます。

教育研究上の目的・三つのポリシー等

教育研究上の目的

本学部は、環境に関わる科学技術、生活技術、社会構築技術などの技術学と環境政策など環境に関する政策学を、人間学を基軸として考究するとともに、環境に関する識見をもち、環境問題に関しての思想的な発信と環境と共生する人間性を育む文化の創造を担う人間を育てること、また、人間学の基本に立って技術と政策の活用を図ることのできる実務に強い人材を育てることを目的とする。

育成する人材像

環境に関わる科学技術、生活技術、社会構築技術などの技術学と環境政策など環境に関する政策学を、人間学を基軸として考究するとともに、環境に関する識見をもち、環境問題に関しての思想的な発信と環境と共生する人間性を育む文化の創造を担う人材。

自然と人間の共生の実現について多面的な視点から思考し、持続的な社会の発展に資する企画力と実践力(問題解決能力)を備えた人材。

(食環境栄養課程)

環境と人間に関わる諸課題に関心を持ち、人間や地域から地球規模に至る様々な食・栄養の問題の発見・解決に意欲ある人材の育成をめざす。

ディプロマ・ポリシー

下記の能力を身につけた学生に学位を授与する。

  1. 環境と人間の暮らしに関わる幅広い知識を有している。
  2. 各専門の系または課程において、技術、政策、文化などの専門知識を身につけ、深く思考することができる。
  3. 情報の収集・分析・考察を通して、環境と人間のあるべき姿について創造的に思考し、課題を見出すことができる。
  4. 各自が目標を設定し、その実現にむけた計画を立て、行動することができる。
  5. 環境と人間の暮らしに関わる課題解決にむけて、多様な価値観を尊重し、他者と協働することができる。
カリキュラム・ポリシー

本学部では卒業認定・学位授与(ディプロマ・ポリシー)の方針に掲げる目標を達成するために、共通教育科目、専門基礎科目、専門教育科目を体系的に編成し、講義、演習、実験・実習を適切に組み合わせた授業を開講する。

.教育内容

  1. 4年間を通した学修の基礎となる共通教育においては、幅広い教養と豊かな人間性を養い、社会における様々な課題への関心を喚起し、課題探究力を高めるための科目を学修する。
  2. 学部の専門教育(系・課程)に共通する基礎的な知識と技能を身に付けるための基礎科目群として専門基礎科目を配置している。本学の特色として、これらの専門基礎科目を、文系理系の枠を越えた学びの基盤である人間学領域に位置づけ、環境と人間との関わりを重点的に学ぶ「人間学科目群」を配置している。
  3. 学生一人ひとりの志向や進路を尊重した専門分野の学修のため、4つの専門教育系と1つの課程がある。2年次進級時にいずれかの系を選択し、所属する(課程については1年次より同じ課程で学ぶ)。各系・課程において、人間と環境との関係を考究するため、技術、政策、文化の専門的知識を系統的に学び、学際的な視座の修得をめざした科目群がある。講義、演習・実験・実習科目の履修を経て、専門ゼミナール、卒業研究を通して各領域の専門性を深めていく。

2.教育方法

  1. 1年次では、少人数による基礎ゼミナール(必修)および環境人間学ゼミナール(必修)において、大学での学びや社会において必要となるリテラシーの習得、および議論の方法やプレゼンテーションなどの手法の学習を通じ、能動的・主体的な学びの基礎力を高める。
  2. 2年次では、少人数による環境人間学演習I(フィールドワーク・必修)を実施する。実社会において、私たちが直面する環境と人間の暮らしに関わる問題やその問題解決への取り組みを、実体験を通じて学ぶ。
  3. 3年次では、専門ゼミナール(必修)において、専門教育を深化するため、各教員が個別に指導する少人数教育を行う。学生と教員の対話やグループワーク等の能動的学修を重視した教育研究の展開を図る。
  4. 4年次では、学部における学修の集大成として、卒業研究(必修)を実施する。教員の指導を受けながら、自分で決めた研究テーマに取り組む。

3.教育評価

  1. 単位の授与における学修成果の評価は、試験、レポート、参加度、発表内容、実技等により、学修目標に即して多面的な方法で行う。
  2. 2年次終了時には、それまでの学修の基準となる到達度を、学部規程に示した3年次の専門ゼミナール履修許可条件によって確認する。
  3. 4年間の学修成果の評価は、卒業研究によって行う。論文(または作品)作成、および中間発表会と卒業研究審査会における発表を義務づけ、評価指標により総括的評価を行う。
アドミッション・ポリシー

育成する人材像

人間学を基軸に、文理を超えた環境と人間に関わる幅広い知識と専門性を体系的に身につけ、複雑な課 題に対して論理的に思考し、柔軟に対応できる人材を育成する。また、汎用的技能とともに、専門知識を 実社会で活用し、課題解決に結びつける実践力を備えた人材を養成する。

求める学生像

環境と人間に関わる諸課題に関心を持ち、人間や地域から地球規模に至る様々な課題の発見・解決に意 欲的で、文系・理系の特性を活かし、分野を超えて新たな学問領域に挑戦しようという姿勢を有する学生 を求める。

アドミッション・ポリシー

  1. 高等学校卒業レベルの基礎学力を身につけている人
  2. 知的好奇心に満ち、環境と人間のあり方やそれらを取り巻く諸課題に関心を持っている人
  3. 相手の意見を良く聞き、的確に自分の意見を述べることができる人
  4. 環境と人間社会や住空間、自然資源、食・栄養を取り巻く様々な事象に目を向け、柔軟に思考し、自 分の考えをまとめることができる人

入学者選抜の基本方針

  1. 一般選抜
    前期日程、後期日程ともに大学入学共通テストを課す。このことによって、高等学校での学習の達成度 をみるとともに、大学での学習に必要な基礎学力をもっているかどうかを判断する。また教科・科目に係 る個別テストは、前期日程では英語及び数学(環境人間学科は英語のみ)の試験を行い、環境人間学 部での学習に必要な語学力等の基礎学力をもっているかをみる。
  2. 学校推薦型選抜
    高等学校が学業成績、勉学態度と意欲の面からみて大学で学ぶ能力を有すると認めた人物に対して行 う。選考では、調査書と推薦書によって高等学校での学習の達成度をみるほか、小論文を課すことによ って、環境人間学部で必要とされる語学力とともに、自分の主張を論理的に述べる能力、文法的に正し い日本語の文章を書く能力をはかる。面接では、環境人間学部で学ぶ意欲やコミュニケーション能力な どをみる。
  3. 総合型選抜
    高等学校において、主体的に深く学習したり、地域等で主導的な役割を果たし、優れた実績をあげてき た、独創的、積極的な人を対象としている。このため1次選抜では、調査書の内容から、その経験や実績 が環境人間学部における学習に寄与するかを判断する。2次選抜では、プレゼンテーションを課し、コミ ュニケーション能力や意欲についてみる。さらに、小論文(英語による出題を含む)を課すことによって、 環境人間学部で必要とされる語学力とともに、自分の主張を論理的に述べる能力、文法的に正しい日本 語の文章を書く能力をはかる。
  4. 外国人留学生特別選抜
    日本国籍を有しない者で「日本留学試験」を受験した人を対象に、英語及び数学(環境人間学科は英 語のみ)の筆記試験を行い、環境人間学部での学習に必要な語学力等の基礎学力をもっているかをみ るとともに、面接によって環境人間学部で学ぶ意欲やコミュニケーション能力などをみる。
  5. 帰国生特別選抜
    日本国籍を有する者又は日本国の永住許可を有する者で、2年以上外国で学んだ人を対象に、小論文 を課すことによって、環境人間学部で必要とされる語学力とともに、自分の主張を論理的に述べる能力、 文法的に正しい日本語の文章を書く能力をはかる。面接では、環境人間学部で学ぶ意欲やコミュニケ ーション能力などをみる。