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兵庫県立大学 看護学部・研究科兵庫県立大学 看護学部・研究科

CNAS開学 30周年記念

  • 兵庫県立大学看護学部 創基30周年
  • 兵庫県立大学地域ケア開発研究所 創立20周年記念事業
  • 歴史を胸に一歩前へ

ご挨拶

  • 看護学部長工藤 美子

    2023年は、兵庫県の保健師であった仙賀ますみ氏の発案で兵庫県看護協会の皆様が、県知事や県議会に看護大学の設置の陳情を始められた1963年から数えると61年目、兵庫県立看護大学が明石のこの地に開学して31年目にあたります。開学30周年を迎えた看護学部は、人々のwell-beingに貢献できる看護の実現をめざし、「地域の健康を担うヘルスケア拠点の創出」をテーマに、「歴史を胸に1歩前へ」と進んでいます。これまで支えていただいた皆様に感謝を申し上げ、これからも歩み続ける看護学部の応援、よろしくお願いします。
  • 地域ケア開発研究所 所長増野 園惠

    地域ケア開発研究所は、2004年12月に開設され20年目の節目を迎えます。社会のニーズに応え、地域の特性に合わせた看護ケアシステム等の構築・開発を行う看護学の実践研究拠点として、「まちの保健室」や災害看護、国際看護等に関する実践・研究活動に取り組んでまいりました。2023年度からは新たに在宅・遠隔看護領域が加わりました。これからも地域の人々の健康・生活を支える看護の役割・看護ケアシステムを追求し、兵庫から世界へ発信してまいります。

記念式典来賓

    • 兵庫県知事齋藤 元彦
      兵庫県立大学看護学部は、わが国初の公立看護大学である兵庫県立看護大学として1993年に開学し、看護人材の育成を通じて地域の医療・福祉を支えてきました。また、2004年に設置された地域ケア開発研究所では、災害看護をはじめ、兵庫ならではの実践研究を重ねてきました。それぞれ大きな節目を迎えるにあたり、ご支援いただいた皆様に深く感謝申し上げます。若者たちが希望をもって学べる社会に向け、県立大学の授業料等無償化など、一層の力を尽くしてまいります。
    • 明石市長丸谷 聡子
      兵庫県立大学看護学部30周年及び地域ケア開発研究所20周年、誠におめでとうございます。
      すべての市民が、いつまでも安心して暮らし続けていくためには、地域に根ざした医療・看護が今後ますます重要になってまいります。本市といたしましても、「SDGs未来安心都市・明石」の実現に向け、皆様とともに手を携えながら取り組みを進めてまいりますので、今後とも変わらぬご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。長年にわたる看護研究・教育活動を礎に、今後ますますご発展をとげられますよう、心からご祈念申し上げます。
    • 兵庫県公立大学法人 理事長
      國井 総一郎
      看護学部30周年・地域ケア開発研究所20周年、誠におめでとうございます。
      地域における看護の役割がますます重要となる現代社会において、貴学部・貴研究所の存在は必要不可欠であります。
      これからも未来の看護専門人材を育て、地域の健康と幸福に貢献することを願っています。
      おめでとうございます!
    • 兵庫県立大学 学長髙坂 誠
      看護学部30周年・地域ケア開発研究所20周年、心よりお祝い申し上げます。これからも人に寄り添い、人の幸せを守り、データヘルスやグローバルWell-beingなど新たな分野でもイニシアチブを発揮して、日本の、世界の看護学をリードしていかれることを期待し、応援しています。

記念講演・特別講師

  • 南 裕子 氏(元兵庫県立看護大学学長、兵庫県立大学名誉教授)
    講演テーマ:「With/Post コロナ時代に求められる看護学の飛躍!!」

  • 茅野 龍馬 氏(WHO健康開発総合研究センター(WHO神戸センター)医官)
    講演テーマ:「変化するグローバルヘルスのニーズとWHOの取り組み:兵庫県立大学との協働・連携への期待」

  • 山本 裕子 氏(認定NPO法人シェア=国際保健協力市民の会(SHARE))
    講演テーマ:「卒業・修了後のあゆみとこれから
    ~国籍関係なく全ての人々が健康に暮らせる社会の実現のために~」

CNASを支える人々からのメッセージ

  • 兵庫県看護協会 会長
    丸山 美津子
    兵庫県看護協会 会長丸山 美津子
    • 阪神淡路大震災からの復興と共に発展成長し続けられ、
      災害看護、災害支援体制整備への多大なる貢献に感謝と敬意を表します。
      看護協会として大学と臨床をつなぐ役割を果たし、未来を支える人材を共に育んでいきたいと思います。
  • 兵庫県立尼崎総合医療
    センター・
    副院長兼看護部長
    三浦 智恵
    兵庫県立尼崎総合医療センター・副院長兼看護部長三浦 智恵
    • 兵庫県立看護大学創立30周年、地域ケア開発研究所創立20周年おめでとうございます。
      臨床で看護を実践する私たちに学びの場と機会を提供してくださり感謝しています。
      卒業生とともにさらに良い看護を目指していきます。
  • けやき会 会長
    ウイリアムソン 彰子
    けやき会 会長ウイリアムソン 彰子
    • 兵庫県立大学看護学部創立30周年および地域ケア研究所開設20周年、おめでとうございます。CNASから大勢の看護職が巣立ったのだと実感します。けやき会から卒業生を代表して母校の益々の発展とご健勝を祈念いたします。
  • 兵庫県立大学明石後援会 会長
    水田 学
    兵庫県立大学明石後援会 会長水田 学
    • 兵庫県立看護大学創立30周年及び地域ケア開発研究所創立20周年おめでとうございます。
      コロナ禍で、在学生及び直近の卒業生は実習等において今までにない大変な時期を乗り越え、この記念式典を開催できましたことを慶ばしく思います。
      この記念すべき年にご縁を頂いた事を大変光栄に思い、在学生・卒業生の皆さまのご活躍と看護大学の更なる飛躍を期待しております。
      記念事業にご尽力賜りました大学関係者の皆さまとこれまでの後援会推進にご協力頂きました役員の方々に、心よりお礼申し上げます。

卒業生・修了生からのメッセージ

CNAS 2014-2023年のあゆみ

  • 国際交流

    看護学部国際交流推進委員会は、学生が国際交流や国際的な情報に触れられるような取り組みを行っています。海外へ渡航し様々な活動に参加した学生や教員らが、海外の看護事情や海外体験について話をする「ランチタイム報告会」や学生の皆様に海外への関心を持てるよう諸外国の情報をお伝えする「ニュースレター」の発行を行っています。
    2022年度、2023年度はオーストラリアのニューカッスル大学看護学生が日本の医療や災害看護を学びに来日され、互いの国の医療や文化を知るための看護学部生との交流を行いました。現在、学術交流として、看護学部では香港理工大学看護学部とインドネシア大学と部局間協定を結び、近日中にニューカッスル大学と大学間協定が結ばれる予定です。今後も引き続き、国際交流を推進していきます。

    看護学部ホームページ「国際交流」
    https://www.u-hyogo.ac.jp/cnas/international/
  • 臨床看護研究支援センター

    兵庫県立大学臨床看護研究支援センターは、医療・福祉施設、地域といった様々な臨床現場の方と看護学部教員が連携し、看護ケアの質的向上を目指すことを目的として2014年に設立されました。具体的には、臨床看護研究や卒後教育の支援、コンサルテーション、教員の専門知識を活用したセミナーなど多彩な支援を行っています。また、修了生を中心とした連携研究員制度を設け、より臨床に近い立場から臨床と大学をつなぐ活動を続けています。

  • がん看護開発センター

    本センターの事業は、平成19年(2007年)より開始したがんプロ事業(文部科学省)と連携を図り、がん看護領域における、Advanced Practice Nurse: APN(含CNS)を育成のためのカリキュラムの開発、がん看護に従事する在宅や病院の看護師のためのインテンシブセミナーの開催を推進してきました。
    2023年7月からは、第4期「次世代のがんプロフェッショナル養成プラン」に参画し、特にゲノム情報を用いたがん医療、医療ビッグデータに基づく個別化医療、がん予防を推進できる能力を育成するための大学院教育を強化し、臨床看護師を対象としたインテンシブセミナーの企画を多数予定しています。

    CNASのこれまでの歩みと発展:がん看護開発センター編(PDF:906KB)
  • データヘルス・プロジェクト

    健診等のビッグデータのAI分析に基づいて健康リスクを予測して計画した戦略を基に、住民集団についてのポピュレーションアプローチとハイリスク群を対象として高度看護マネジメントを提供するハイリスクアプローチを組み合わせた新たなデータヘルス・システムの構築に取り組んでいます。

    詳細は下記参照(Phenomena in Nursing 6巻1号,2022)

    プロジェクトの全体像
    https://doi.org/10.24640/purs.6.1_S1
    ビッグデータに基づく糖尿病重症化リスク予測
    https://doi.org/10.24640/purs.6.1_S5
    糖尿病予防に向けたポピュレーション・アプローチの開発
    https://doi.org/10.24640/purs.6.1_S12
    高度ケースマネジメント(ハイリスクアプローチ)
    https://doi.org/10.24640/purs.6.1_S16
    がん検診の受診率を向上するためのプロジェクト
    https://doi.org/10.24640/purs.6.1_S22

  • 先端医療工学研究所における看護介護分野の研究活動

    県立はりま姫路総合医療センター内に、医産学連携を推進する先端医療工学研究所が令和4年に新設されました。看護学部・ケア研からは、兼務教員、連携教員として、産学連携、学際融合の研究に取り組んでいます。看護介護分野の研究活動として「ICTを用いた小児医療人材育成プログラムの開発」について紹介します(PDF参照)。本研究は,高性能医療トレーニングシミュレーターを用いた継続可能な小児医療人材育成プログラムの開発を目指しており、県立はりま総合医療センターの看護師・小児科医,レールダル社、Medi-LX社との産学連携で進めています。

    「ICTを用いた小児医療人材育成プログラムの開発」(PDF:436KB)
    先端医療工学研究所
    https://ame-hyogo.org/
  • DX

    令和3年度大学改革推進等補助金「ウィズコロナ時代の新たな医療に対応できる医療人材養成事業」から助成を受け、COVID-19等の感染症蔓延時、大学に登校できなくなった場合でも演習を行うことのできる体制を整えました。具体的には生体シミュレーター、大型録画共有装置、分身ロボット、実習指導を行う教員や実習学生用に分身ロボット操作用の通信端末を完備しました。実際に令和4年度から成人看護学演習や、地域看護学実習で活用されています。

  • リカレント教育

    看護師の専門的な知識・技術を高め、看護実践力向上を目指したリカレント教育の充実を図るために、「看護専門職のための学びあい・学び直し」というテーマで3回の研修会の開催しました。また、看護学部ホームページにリカレント教育に関するページを作成しました。

    新たな知識を得ることができた、実践に役立つ内容であったという評価をいただきました。また、今後に向けて、本学の幅広い分野を活かしたリカレント教育が受けられると嬉しいというご意見もいただきました。

    リカレント教育に関するHP
    https://www.u-hyogo.ac.jp/cnas/graduate/recurrent/
  • デジタルヘルスケア・センター

    データヘルスやデジタルヘルスを基盤とし、地域生活者の健康維持・増進、疾病悪化予防等のために、生活者自身がセルフケアを十分に実践できることを目的として、看護力を可視化・発信するために、2023 年に、兵庫県立大学明石看護キャンパス内にデジタルヘルスケア・センターを開設しました。

    デジタルヘルスケア・センター
    https://www.u-hyogo.ac.jp/cnas/digitalhealth
  • 新たに開設された教育講座

    クリティカルケア

    2023年に開設した博士前期課程 クリティカルケア看護領域は生命危機にある患者と家族への看護を対象としています。 研究コースは、クリティカルケア看護領域の研究を通して基礎的な研究能力を育成します。 高度実践看護コースは、理論と倫理とエビデンスに基づく臨床判断からケアとキュアを融合した高度な看護実践能力を育成します。教育・実践・研究を融合し、救命と苦痛緩和、その人らしい人生を守ることで地域と人々に貢献します。

    学校保健

    養護教諭の勤務経験がある教員が、学校保健学を担当しています。学部の専門教育としては、学校保健や養護概説等があります。総合ゼミや養護実習事前指導等では、学校を訪問し、保健室や児童生徒が学ぶ教室で実践を学べるような内容で授業を展開しております。大学院の実践リーダーコース(土日・平日夜開講)は、現職養護教諭や学部から進学した大学院生が、それぞれの強みを活かした研究課題に取り組み、楽しく活発に学んでいます。

    災害看護グローバルリーダーコース

    博士課程リーディングプログラム共同災害看護学専攻(DNGL)は、日本初の国公私立5大学による共同教育課程として平成26年度より教育を開始しました。英語教育の充実、海外インターンシップも含め独自プログラムの実施により、国際的・学際的に指導力を発揮する「グローバルリーダーの育成」が強化されました。本学では令和4年度末時点で8名の修了生を輩出し、世界各地において医療、教育、研究など様々な領域でグローバルリーダーとして活躍しています。DNGLは令和2年度入試を最後に募集を停止しましたが、DNGLで培った教育を継承した本学独自の新たなコースとして令和3年度から『災害看護グローバルリーダーコース」を開始しました。また、DNGL5大学による教育連携は、災害看護コンソーシアムとして発展させ、5大学大学院で学ぶ学生が各大学院が提供する災害看護学関連科目を特別聴講できるようにし災害看護の普及に努めています。

CNASの現況

実行委員

  • 兵庫県立大学看護学部 創基30周年・地域ケア開発研究所 創立20周年記念事業 実行委員

    岡邑知子・片山貴文・紀平知樹・谷田恵子・丸光惠・林知里・渡邊里香・古段英弘・高見美保・ウィリアムソン彰子・竹原歩(けやき会)