兵庫県立大学看護学部では、2024年 8月8日(木)、8月9日(金)にオープンキャンパスを開催し、学部紹介、入試説明、体験授業、看護展示などの他、学生・教員との個別相談の場を提供いたしました。多くの皆様にご来場いただき、この場を借りて感謝申し上げます。明石看護キャンパスの新入生として、再び、みなさまにお会いできることを楽しみにしております。
プログラムの内容
■明石看護キャンパスへの行き方
【看護HP】アクセスマップ
【外部】Googleマップ バス 8分・市民病院経由 13分など (※がんセンターに行かない経路も表示されますのでご注意ください)
【外部】Googleマップ 明石駅から 徒歩 25分
【外部】Googleマップ 西新町駅から 徒歩 19分
【外部】あかしiびじょん 「がんセンター」方面 時刻表
【外部】神姫バス 「がんセンター」方面 時刻表
【外部】神姫バス 「明石駅」方面 時刻表
【外部】神姫バス バスの乗り方
【外部】神姫バス バスで使用可能な交通系ICカード
■ 大学院オープンキャンパスはつぎのアドレスです
https://www.u-hyogo.ac.jp/cnas/opencampus/graduate/
ご自宅から、いつでもご覧いただけるように、 オープンキャンパス・コンテンツをまとめました。 看護学部の特色や、教員による学部紹介・入試説明、 学生による看護学部の紹介、4年間の学生生活、 360°パノラマビューで構内見学 (Virtual Campus Tour) など、 さまざまなコンテンツをご用意致しました。 大学の雰囲気や学生の様子などをご覧いただき、 大学選択にお役立ていただければ幸いです。
● 看護師や保健師、助産師になりたい人
● 養護教諭として働きたい人
● 産業現場で人々の健康を守りたい人
● 災害看護に興味がある人
● 看護職として国際貢献したい人
● 人と関わることが好きな人
【看護HP】看護学部 アドミッションポリシー (入試情報)
兵庫県立看護大学は、国公立で初の看護学の単科大学として、
1993年に開学しました。
兵庫県立大学 看護学部は、約30年の歴史と伝統を受け継ぎ、
「ケアをもってケアの専門家を育てる」という当初の教育方針を大切にし、
対話を通して自身の気付きを大切にしながら看護ケアを考える「自律的な学び」を支えています。
豊かな人間性を形成し、生命の尊厳を守るためには、
学生自身が尊重され、勇気づけられ、自律的に学び実践することで、
その力が発揮できることを自ら体験することが重要です。
教員は、学生の気づきを大切にし、根気よく話を聞き、対話をしながら一緒に看護を考えています。
生命の尊厳を理解し、人間の喜びと苦しみを分かち合い、
人権を尊重できる豊かな人間性を養います。
様々な健康課題をもつ人々との出会いを通じて、
人として成長することを応援します。
【看護HP】大学概要 建学の精神
【看護HP】看護学部からのメッセージ
看護学部 1学年の定員 (105名)
保健師 (105名) ※ 指定科目の単位を修得することにより保健師取得後に養護教諭二種免許状を申請可能
看護師 (105名)
+ 助産師養成課程 (20名 選抜) または
+ 教職課程 (10名 選抜) ※ 養護教諭一種免許状取得課程
全員が保健師 (105名) と看護師 (105名) の国家試験の受験資格を取得できるほか、
助産師養成課程 (20名 選抜) や、教職課程(養護教諭一種) (10名 選抜) があり、
4年間で、幅広い知識と技術を身につけられます。
教員1人あたりの1学年の学生数は 1.8人 で教員が手厚く配置されています。
なお、全員が保健師と看護師の受験資格を得られるのは、兵庫県内では本学のみです。
また、国公立大学で養護教諭一種免許状が取得できるのは、兵庫県内では本学のみです。
【看護HP】取得可能な資格(キャリア支援)
【看護HP】学びの特色
【the day】助産師養成課程 多様な働き方を実践する人生の先輩と出会い、助産師としての可能性を広げた4年間
【the day】教職課程 患者さんや児童の体と心と生活に向き合い、寄り添いたい
【the day】保健師 病気を予防する仕事がしたい。全国各地を回る民間保健師に
【the day】看護師 実習で気づいた自分の思いを信じ、進路を変更。こども病院で小児看護師として働く道へ
阪神淡路大震災で災害支援を行ってきた経験から、
日本災害看護学会の設立に貢献し、記念すべき第1回大会がこの地で開催されたように、
本学部は、災害看護の教育・研究拠点としての歴史と実績があります。
現在は副専攻として、 防災や復興支援に関心がある人向け、英語や海外に関心がある人向け、
兵庫県やまちづくりに関心がある人向けの教育プログラムを、全学的に展開しています。
また看護学部には、グローバルヘルス(1年生)や、World Nursing Issue(4年生)というユニークな選択科目があります。
World Nursing Issueでは、看護を学んだ4年生の目線で英語論文を読み、看護学の視点から健康上の課題とその解決策について探求することができます。
そのほか、データサイエンス入門(1年生)や、情報処理応用(1年生選択)で、物体認識AIを作成したり、障がい者支援技術を体験したりして、
Society 5.0で使われる先端テクノロジーや、それらを用いた社会問題の解決について考えます。
このように本学部では多様な資格取得や幅広い教養を身につけて視野を広げることが可能で、
先が見えない時代に柔軟に対応できる人材を育成しています。
【本部HP】副専攻プログラムの紹介
【大学キャンパスガイド 2025】副専攻プログラム
【ケンダイツウシン】RREP 地域創生リーダー教育プログラム 看護学部生の取組み記事
将来は大学院 (修士課程、博士課程) に進学することで、看護の専門性を高度に極めることができます。
大学院は開設から約25年の歴史があります。大学院教育を担う教員が看護学部の教育に携わっており、
教育・研究環境が充実しています。
教職では、修士課程に進学することで、養護教諭専修免許状を取得することができます。
なお、日本の専門看護師 (CNS) のうち、約8%が本学大学院の修了生です。
現在、大学院では、看護専門職のための学びあい・学び直しとして「リカレント教育」にも力を入れています。
一度、臨床現場から離れてブランク期間が長くなると、臨床現場に復帰する自信を失うかも知れません。
そうした方を含めて、卒業生・修了生、看護専門職の方の学びあい・学び直しを支援する「リカレント教育」を展開しています。
【看護HP】看護学研究科コースの紹介
【看護HP】就職・進学状況 (キャリア支援)
【看護HP】リカレント教育
【看護HP】大学院オープンキャンパス
看護学は、人と人の触れあいから始まり、 専門的知識と技術を使って人々の健康状態に応じた生活を支援していくことを可能にする学問です。 人間を深く幅広く理解する必要があり、専門教育だけではなく、 豊かな教養と人々が生きている環境や社会を理解し、その中で自分のあり方を深く見つめ、 行動できることが求められます。 本学部では、幅広い教養を身につける科目とともに、 1年次から専門教育科目を配置し、看護への関心を持続させながら内発的動機づけを高め、 主体的に学ぶ姿勢を培うようにしています。系統的に看護の基本を学び、 より専門性を高める科目へとつながるように構成しています。
講義形式の授業以外に、グループワーク、ゼミナール、技術演習などがあります。 演習では、講義科目で習得した知識を使って、患者モデル、生体シミュレーター、 学生を対象として、実践に近い環境の中でケア技術を学習します。 生体シミュレーターでは、教員が設定したシナリオに沿って動かすことで、 再現性の高い演習を提供しています。 学生が人体模型に行った操作やカメラ映像は自動的に記録され、 演習後のふりかえりや議論に利用されます。 また離れた相手と一緒に過ごし共感するための分身ロボットで、 障がい者の世界をひろげる技術も体験的に学ぶことができます。 自主学習を支援するため、授業時間外に使用できる「自己演習スペース」も設置しています。 こうした学びの環境を最大限に活用して、看護への関心と主体的な学習意欲を育んでいます。
兵庫県立大学では、地域に根差した教育を大切にしています。 特に看護学部では、人々の生活に焦点をあて、看護の専門性を身に付け、 地域の発展や課題解決の場で活躍できる人材を育成しています。 医療を提供する場は、すでに「病院から地域・在宅・生活の場へ」と拡がってきており、 「病院で完結するケア」では十分とは言えません。 各自治体では、地域全体で支えるケア「地域包括ケアシステム」の構築が進んでいます。 こうした時代に対応するために、兵庫県立大学看護学部では、保健師の教育を全員に展開し、 キャンパスから地域に出て、フィールドワークを重視した教育を1年生から行っています。
看護教育において、実習は欠かすことのできない大切な教育プログラムです。 1年生のコミュニティヘルスケア実習では、地域で暮らす人々の生活に焦点をあて、 疾病ではなく「人への関心」を育みます。 2年生のクリニカル看護実習では1年次に学んだ「人への関心」を基礎として、 「地域で暮らす人々が病を抱え、療養生活を営んでいる」という視点で、 ケアのあリ方を学ぶ病院実習を行います。 3年生では、 2年間で学んだ様々な知識を活用しながら、母性、小児、成人、老人、精神、地域、 在宅といった各領域における看護の専門性を深めることができます。 そして、4年生ではゼミに配属され、ゼミ単位での統合看護実習を通して、 学びの統合を行うとともに、 退院支援などを通して地域生活者としての人々に再び焦点をあて、 看護の専門性を深めていきます。
実践力を養うことは実習のみで行われることではなく、
学内の科目で学んだ知識や技術を有機的に結び付けながら、
看護実践を通して実感する体験(体感)が大切です。
健康状態は流動的なものであり、人の価値観や文化的背景等によって受け止められ方が異なります。
様々な健康状態を呈している人々に接し、自分自身を見つめながら看護ケアのあり方を探求すること、
および、地域社会に対する看護の役割について理解を深め、
他の専門職との連携や市民との協働ができる力を育むことが必要です。
これらの観点を重視し、看護ケアの実践力が高められるよう実習が組み立てられています。
実習は、県立がんセンター、県立はりま姫路総合医療センター、
県立こども病院、県立リハビリテーション中央病院、県立尼崎総合医療センターなど、
県内の様々な病院、保健所、訪問看護ステーション、福祉施設、NPO団体などの協力を得て、
専門性の高い実習教育を行っています。
患者中心の看護展開を、学生、教員、臨床指導者が一緒に考えていきます。
【看護HP】専門教育科目 (教育理念・目標)
兵庫県立大学には、わが国で初の看護学の実践研究拠点であり、現在、
災害健康危機管理WHO協力センターでもある地域ケア開発研究所をはじめとして、
がん看護開発センター、臨床看護研究支援センター、周産期ケア研究センター、
デジタルヘルスケア・センター、先端医療工学研究所など、
様々な教育研究施設が附置されており、
他の看護系大学にはない多様な学習の機会を得ることができます。
また、兵庫県立大学法人には「芸術文化観光専門職大学」があります。
機会があれば、日本を代表する劇作家・演出家である平田オリザ先生による特別講義で、
コミュニケーションや異文化理解を深めるための楽しいワークショップを体験したり、
演劇を通じてコミュニケーションの本質に迫るお話しを聞くことができます。
看護のArtと、芸術・文化・観光のArtの密接なつながりについて、深く理解することができます。
【地域ケア開発研究所】
【がん看護開発センター】
【臨床看護研究支援センター】
【周産期ケア研究センター】
【デジタルヘルスケア・センター】
【先端医療工学研究所】
【芸術文化観光専門職大学】
【外部】JANPU (看護職を学ぶ) 看護職について詳しく知りたい方
私は助産師として働いています。
例えば、退院して地域に戻ることに不安のある人がいると、
病院に保健師さんが来て保健師面談を行うことがあります。
私自身が保健師の資格を持っていて知識があるので、
保健師さんが地域でどういうことをしてくださるとか、(その人と)どういうつながりを持ってくださるかとか、
地域の包括的なつながりとか、多職種連携をする際に、保健師の知識が強みになっていると感じています。
地域のことを見ていると、「いずれは地域に帰りたい」という思いが出てきたりもします。
この大学は、助産師、保健師、看護師の3つの資格に加えて、さらに養護教諭二種もとれます。
就職した後でも色々な選択の幅を広げられるという所は、本当にこの大学で良かったと思っています。
ちなみに勤務先の同期は8人いますが、保健師の資格を持っているのは私だけでした。
勤務先で保健師、助産師、看護師の3つの資格を持っている人は、兵庫県立大学出身者しかいません。
高校生の方は、進路ですごく悩まれていると思います。 また1回生の方は、多分これから先どういう授業や実習が待ってるのか、 ドキドキしている時期かと思います。 その緊張感も貴重な経験で、実習も一番最初は緊張しますが、 患者さんと関わって楽しいっていう気持ちにもなれます。 授業も大変でしたが、それを実習で生かせた時に、 学んで良かったと思いました。 これから色々なことを経験されると思いますが、 そのひとつひとつを、大事にしてほしいです。 一般教養を学んでいると、 看護に通じる所が見出せないと思うかも知れませんが、 学んだこと全てが生かせる場面が訪れます。 今やってることは無駄ではないので、 一個一個、頑張って欲しいと思います。
印象に残っているのは、3年生の生涯広域健康看護実習です。 臨床の場に長い期間出向き、一人の患者さんを、長い間、じっくりと受け持つので、 本当にドキドキしたし、どうしていいか分からないという所もたくさんありました。 けれども、「その領域のスペシャリストの先生」が、実習の間、付き添ってくださり、 自分が困っていることを整理してくれて、話しを聞いてくれました。 臨床経験もあって、研究もしている先生が話を聞いてくれて、アドバイスもしてくれる。 病院のスタッフの人とも調整をしてくれるので、 いま思うと、すごくいい環境で実習させてもらっていたことに気づきました。 今、病院で働く中で、実習に来ている看護学生さんを目にしますが、 いっしょに先生と悩んでいる姿をみると、 私は「すごくいい環境で実習させてもらった」と、就職してから思いました。
4年生の総合ゼミで、哲学ゼミを選択しました。
「看護づけ」の日々からちょっと離れて、哲学に興味がある人たちが集まって、
看護以外の話しをしたりするのが楽しかったです。
そこで仲良くなった人たちとは、今も連絡を取ったりしています。
先生の見た映画のお話しを聞いたり、先生の行った美術館のお話しを聞いたり、
先生の書いた本を読んで意見を交わしたりしました。
ゼミの仲間は、芸術大学に進学し、「私のやりたいのはこれじゃない」と思って「看護のアート」に来た人とか、
東京大学を卒業して色々経験を積んで看護に来た人など、
多様な経歴を持つ人たちでした。
そのような方たちと話しをしていると、そんな考え方があるんだなと思ったりして、
大学らしい感じがしました。
深い教養をお持ちの先生や、
経歴の異なる同級生たちと「看護以外の話しができる場」があったことは、
とても新鮮で思い出に残っています。
自分のやりたいたいと思うものが、看護師、保健師、助産師、養護教諭と、いろいろあると思います。 この大学は、自分のやりたいたいと思うことを、徹底的にサポートしてくれます。 この大学に入ったら、色々な選択肢の中で、自分のやりたいところを、広く、深く、勉強できるので、 頑張って入ってきてほしいと思います。
養護教諭一種の資格を4年で取得できる看護系の国公立大学は、関西では少ないです。
ほかの大学では、看護学部で保健師の資格が取得できても、養護教諭一種は取れず、
プラス1年かけて大学に5年通わないといけなくなります。
あるいは養護教諭として働きたい場合、二種免許で働くことになります。
看護師、保健師、養護教諭一種を4年で取るのは大変でしたが、とてもありがたかったです。
看護をしっかり学びながら、養護教諭一種免許を取れるのは、この大学の強みだと思います。
教育学部出身の養護教諭の方と比べると、病院実習も全部こなし、
看護師国家試験もクリアした上で働いているので、
「医療に関する知識の広さと深さ」が全然違うと感じています。
学校では養護教諭は専門職として一人配置になりますが、一人でも不安がなく自分に自信が持てます。
医療についてしっかり勉強しているので、根拠をもって説明できるのは、教育学部出身者との大きな違いだと思います。
この大学で国際看護サークルに入りましたが、 社会人入学で日本語学校の講師をされている同級生がいたりしました。 また大学でも、世界の看護を知る機会が多くあって見識が広がりました。 例えば、私は、香港理工大学との交流に、一週間程、行かせてもらいました。 香港理工大学の学生さんと交流し、私達は今こんなことを学んでいるというプレゼンをしたり、 違う国の人たちと看護やこれからの医療についての話しをする機会がありました。 国際的で、世界に広がる看護が学べて、自分の世界も広がるような経験をして、すごく楽しかったです。 その他にも、「フェアトレード」など、様々な取り組みが世界で行われている事を初めて知り、 世界的な視野が広がったと感じました。この大学は国際的な大学なんだという印象を持ちました。
私は高校の時から養護教諭を目指して、4年で取れることから兵庫県立大学を受験しました。 看護学部なので、特に「質の高い看護」や「包括的な看護」を学べたと思います。 4年で養護教諭一種を取るのはとても忙しいですが、 この大学で学んだことは、その後の養護教諭の実践の強みになりました。 看護学部なので、良い看護を学べる場ではありますが、 養護教諭を目指す上でも、良い学びの場だと思います。 選択肢の一つとして選んでいただいて、 ゆくゆくは学校現場に来てもらえたら嬉しいです。
実習の時、先生方が実習先まで付き添って来てくれました。 この大学はその「手厚さがすごかった」という事に気づきました。 他の大学出身の方と話しをても、そこまで付き添ってくれる先生はいなかったと聞きます。 今は実習を受け入れる側ですが、「あれ今日、先生おらへんの」という感じの学校があります。 兵庫県立大学は、先生が実習先まで付き添って来てくれるので、学生もくじけずに、 最後まできっちり実習ができていたのだと、今になって思いました。
私がこの大学を選んだ理由は、南 裕子 先生が学長だったり、
近田 敬子 先生が兵庫県看護協会の会長だったりして、
すごい先生方がいっぱいいらっしゃるからでした。
大学院博士課程まであり(当時はあと5校ぐらいしかなくて)、
博士課程があるということは、しっかりした先生方がたくさんいると思い選びました。
その南先生が、これからは「フィリピンやインドネシアから介護福祉士や看護師を受け入れる」
「これから働き方が変わるんだ」と講義で話していたことを憶えています。
今、どこの自治体も同じだと思いますが、日本語が話せない人が転入し、
ルーツが日本ではない患者さんや市民の方が増えてきています。
そのような方に、日本の考え方を一方的に押し付けてもダメですし、
難しさがどんどん表面化してきてる中で、仕事しなければならないということを実感しています。
講義で聞いた、看護師同士の国籍も変わるし、相手(患者)の国籍も変わるというお話しが、
現実の社会の中で日々の課題になってきています。
保健師と看護師の両方の資格が取れる大学が限られてきている中、
4年間で地域のこともしっかり学べる大学は貴重だと思います。
この大学は開学の時から「看護が大好きな先生」が集まっている大学でした。
「看護の中で見ないといけない所はこれだ」「一番大事な所はこれだ」という
看護の視点を育てていける、いい大学だなってすごく思います。
後輩の話しを聞いていても、今も教育の根底は変わっていないのだなと感じます。
4年間で保健師まで学ぶのは大変だと思うかもしれませんが、
幅広い視点を持った状態で、地域の視点をしっかり持った看護師として働けるという意味では、
すごく大事な課程を学べる大学だと思うので、選択肢の一つ入れてもらえたらと思います。
助産師養成課程の専任の先生が、こんなに揃ってるんだっていう所に驚きました。
母性看護と助産養成課程が一緒になってる大学が多い中で、
それぞれが分かれていて、学生を指導されているのは、
兵庫県立大学の強みだと思います。
私の母校(他大学)では、母性と助産の先生は合わせて4人でした。
母性の先生達で助産も受け持つという感じだったので、
実習先には、初日と、中間カンファと、最終カンファの3回来ましたが、
それ以外は、毎日、電話でやり取りする感じでした。
兵庫県立大学の先生方の普段のお仕事の様子を見て、
「こんなに指導してくれるんだ」と、私はすごく驚きました。
他大学出身ですが、私も4年間で助産師を取得したので、経歴は一緒です。
4年間で取れる大学の中で「指導の厚さが違うところ」は、
兵庫県立大学の特色だと思います。
私は専門看護師の資格を取るために、この大学院を選びました。
この大学院には、専門看護師を目指す同期の仲間がたくさんいて、良かったと思っています。
がん看護、小児看護など、実習はそれぞれ別の病院に行きますが、
大学に戻ってきた際、困っていることなど、話し合いをするのがとても楽しかったです。
看護理論などの共通科目を一緒に受講する中で、
何年も看護師として働いて大学院に戻ってきた人たち同士で、
みんなの持っている看護観や考え方の違いに触れることができました。
講義の中で、今まで自分たちが勉強してきたこと、経験を積んできたことが、全然違っていたとか、
臨床で何も勉強できていなかったとか、挫折も共に味わいながら、
多くの仲間と切磋琢磨できたことが良かったと思っています。
他の大学院では、同じ分野の仲間がいても、他の分野が少なかったり、
大学院生自体が少なかったりします。
何か困ったことがあると、他の分野の専門看護師を取得した同期の方に相談できるので、
横のつながりができたことが、強みだと思います。
また大学院の修了生もたくさんおり、同じ領域の先輩専門看護師ともつながりがあります。
領域が幅広いこと(横のつながり)と、修了生の先輩とのつながり(縦のつながり)があり、
「大学院生の層が厚いこと」がこの大学院で学べて良かった所です。
大学院の実習で、ボイスレコーダーを持って実習に行きました。
その実習で、患者さんとどのように話しをしたのか、文字起こしをしました。
とてもしんどい作業だったんですけれども、
私ってこんな風に患者さんと喋っているんだとか、
本当はもう少し詳しく話を聞いた方がいいのに、
怖がって一歩踏み出せず、聞けてない自分がいるとか。
自分の個性を知る意味でも、自分を見つめ直すいい機会で、
とても印象に残っています。
中堅看護師になると、先輩から臨床看護実践についてアドバイスいただく機会が少なくなります。
教授の先生から「なんでこれはこうしたの」と質問されることで、
自分の実践を振り返るいい機会になりました。
私の出身大学は、医学部、薬学部など、色々な医療系学部がある中での看護の大学でした。
そこと比べると、兵庫県立大学は「看護とは何か」「看護師として何ができるか」というように、
「看護に熱い先生たちが集まっている大学なんだ」とすごく感じました。
私は助産師でもあるけれども看護師で、「母性の専門看護師として何ができるのか」
「看護師として何ができるのか」「逆に何ができないのか」ということを学びました。
看護という仕事が好きになり、意味のある大切な仕事なんだという認識ができたのは、
この大学院で学んだからだと思います。
他大学で学部教育を受けたときは、
自分は「なんちゃって看護師」であり、「助産師」というアイデンティティだったんです。
でも、大学院を修了してからは、看護の楽しさとか、
看護師に魅力を感じるようになりました。「そう感じられる学び」を受けたのだと実感しています。
「看護って学問なんだ」と気づいたのも、この大学院に来てからです。
なので、看護師の道に進みたい、学びたいと思っている学生にとって、
この大学はすごく良い環境だと思います。
【ケンダイツウシン】「デジタル技術が医療・看護現場をどう変えるか~メタバースに集おう~」 卒業生の研究・実践の記事
明石看護キャンパスの敷地や建物は、日本を代表する世界的建築家 安藤忠雄氏が設計したアート作品です。 二つの大きな枯池と、けやき並木に囲まれ、建物は空間を大切にした斬新で開放的な設計になっています。 キャンパス内には、ふれあいの場や語らいの場が多く配置され、 ゆとりと温かい心をはぐくむ環境づくりに配慮されています。 キャンパスは4万平方キロメートルあり、研究棟、教育管理棟、講堂・体育館、 グラウンド、テニスコートから構成されています。
緑豊かで静かな生活環境と、歴史広がる街並みの中に溶け込んだ 明石看護キャンパスに通う県外出身の学生の割合は約34%で、 大阪、京都、奈良、淡路、相生方面から通学している学生もいます。 明石駅、西明石駅など明石看護キャンパス周辺で下宿している学生が多くいます。 学生寮はありませんが、大学生協で下宿の斡旋をしています。
【360° View】学術情報館1年生の月曜日~水曜日は神戸商科キャンパスで授業を受けます。 明石看護キャンパスと神戸商科キャンパスの間は、 講義時刻に合わせて朝と夕の1日2本、直通バスを運行しています。
履修ガイダンスから始まり、WiFi等の接続説明会、学務システムのガイダンス、 新入生オリエンテーション、新入生歓迎会、神戸商科キャンパスでのオリエンテーションなど、 3日間にわたる新入生向けのオリエンテーションを先輩と教職員が協働して実施しました。 先輩方によるオリエンテーションの様子などを一部紹介します。
私は、小さい頃から子供や赤ちゃんが大好きで、進路を決める時から、漠然と「子供に関係する所で働きたい」と思っていました。 大学入学後は、何回か開かれる「助産師養成課程の説明会」に、毎回参加していました。 ただし「3つの国家試験をクリアーすること」が自分にできるのか、不安がありました。 そうした中で、3年生の「母性健康看護論」 (妊娠・出産・赤ちゃん・お母さんに関する授業) を受けた時、 それまでのどの授業よりも楽しくて、 「やっぱり自分は助産師になりたい」と思い、 助産師養成課程の選抜試験を受けることを決めました。
助産師養成課程の授業は4年生から始まりますが、 基礎知識として、1年生から展開される全ての授業が大切でした。 4年生では、助産師に必要な知識や技術を講義や演習で学びます。 お人形を使った「お産介助」の練習もしました。 病院実習では、現場の助産師さんの指導を受けながら、10例のお産をとります。 最初、何がなんだか全くわからない状況でしたが、 生まれてすぐに赤ちゃんが大きな声で泣き、 その声を聞いて、さっきまで「いきんでいた」お母さんが 「ふわっと笑う瞬間」が、すごく感動的だったことを鮮明に覚えてまいます。 実習では「お産」以外に、 「お母さんの体の観察」 「授乳」「おむつ交換」「育児の練習」などのお手伝いもしました。 その中で、助産師は「赤ちゃんが生まれる瞬間だけでなく、その前後で家族を支えている」ことを学びました。 実習が終わると、卒論を書き、提出が終わったら、 看護師・保健師・助産師の国家試験の勉強を開始して、 国家試験に合格、晴れて就職となります。
地元の病院に就職し、 3年目に産科病棟に配属になり助産師として働き始めました。 それまでは「NICU」という、早産で生まれた小さな赤ちゃんや、 生まれつき病気がある赤ちゃんをお預かりする 「新生児集中治療室」で働いていました。 NICUでは、痛みや、しんどさなど、言葉で訴えられない赤ちゃんの「体の状態」から、色々なサインを読み取り、 それを看護につなげることをしていました。 それが、すごくやりがいがあったと思っています。 お母さんは、赤ちゃんの病気を受け入れられなかったり、 自分を責めてしまったりするので、 寄り添ってお話を聞くことが多くありました。 そこから、「患者さんや、ご家族の気持ちになって考える力」 が身についたと思います。 このように、助産師でも産科病棟以外の場所で働くことができ、 助産師としてだけでなく、看護職としてのスキルアップにつなげることができました。
助産師養成課程は選択なので、 選択しない人と比べてハードなスケジュールになりますが、 今、仕事をしていても「あの時頑張って良かった」と思える1年間でした。 妊娠・出産は、人生でとても大きなイベントだと思います。 どのご家族にとっても、すごく大切な瞬間ですが、 助産師は「うれしい時」も、「悲しい時」も付き添うことができ、 今、働きながら、助産師になって良かったと感じています。 皆さんも、助産師という職業に興味を持ってもらえたら嬉しいです。 兵庫県立大学は、「4年間で3つの国家試験の受験資格を得られるところ」が大きな魅力です。 また、先生方も本当に親身で優しくて、 学ぶには最高の環境だと思います。 個人的には、建築家の安藤忠雄さんが建てたキャンパス内に「フォトスポット」がいっぱいあり、 友達と写真を撮って4年間の大学の思い出をたくさん残すことができたので、 そこがすごく気に入ってます。
兵庫県立大学では、大学間協定を海外16か国・地域の37大学と締結し、
学術交流、教員交流や学生の派遣と受け入れを行っています。
看護学部生は、夏季休暇(8月中旬~9月下旬)や春期休暇(2月中旬~3月下旬)を利用した数週間におよぶ留学が可能で、
大学主催の海外研修3週間以上のコースに行く人が毎年10人程度います。
国際交流として、看護学部では年に2回インターナショナルウィークを設け、ランチタイム報告会などを行い、
海外へ渡航し様々な活動に参加した学生や教員らが、海外の看護事情や海外体験について話をする機会を設けています。
また、海外の大学や機関から本学や近隣の大学に訪問団が来られた場合には、学生が交流できる機会も設けています。
【大学キャンパスガイド 2025】国際交流・留学
【看護HP】国際交流
兵庫県は「県内在住者の入学金及び授業料を、学部・大学院共に、所得に関わらず無償化する」新たな方針を打ち出しました。なお、各年度の支援内容の正式決定は県議会の議決を経た後になります。
入学料(282,000円)と 1年次授業料(535,800円)のみ。ただし、入学時の諸経費は別途必要になります。在住要件・学業成績要件等を満たせば、学部2年次以降の授業料が免除されます。兵庫県立大学の大学院研究科へ学部卒業後進学する場合、大学院の入学料及び授業料も免除対象となります。
在住要件・学業成績要件等を満たせば、入学時の入学料及び全学年の授業料、並びに兵庫県立大学の大学院研究科の入学料及び授業料の全てが免除されます。ただし、入学時の諸経費は別途必要になります。
※ 入学者本人及び生計維持者(原則、父母)のいずれもが入学日の3年以上前から兵庫県に在住している者など。ただし、学修意欲が著しく低い状況にあると判断される場合は対象外となるなど、入学前後の諸要件を満たす場合に限ります (詳細は 兵庫県HPを参照ください)。
【兵庫県HP】県立大学(県内学生)の無償化
【本部HP】県内学生の授業料等無償化 (受験生向け情報)
【本部HP】授業料等無償化制度 (在校生向け情報)
その他、本学には、独自の制度として、学業が優秀でありながら、
学費負担者の経済的な理由や災害等による一時的な困窮等により、
授業料等の納付が困難な学生に対し、
授業料の一部または全部を免除する制度や、
授業料を分割納入又は納入を延期することができる制度があります。
【本部HP】授業料・経済支援
【大学キャンパスガイド 2025】学費等
学業成績・スポーツ・地域貢献活動などで先頭に立って、
大学を牽引していく学生団体や学生を育成・支援します。
学生飛躍基金は、大学の創立10周年・創基85周年記念事業の一環として、
卒業生、在学生・保護者、教職員等から広く寄附を募り、
その寄附金を原資として、2013年11月に設置されました。
基金の使途は、学業成績や部活動等の課外活動、地域貢献活動において、
学生の先頭に立って、大学を牽引していく学生の育成・支援としています。
看護学部では、成績最優秀者に15万円の奨学金、成績優秀者に3万円の奨学金を支給しています。