兵庫県立大学 社会科学研究科

 

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本研究科の特徴

ごあいさつ(設置の趣旨)

兵庫県立大学では、平成31年度に、急速なグローバル化による世界の趨勢に関わる変化に対応するため、学部再編を行い、国際商経学部を開設し、経済学・経営学を幅広く学び、グローバルに活躍できる人材の養成に取り組んでいます。
このたび、経済・経営系の4つの大学院(「経済学研究科」「経営学研究科」「会計研究科」「経営研究科」)についても、教育研究を一層高度化し、社会の要請に対して教育研究組織を機動的・弾力的に対応させるため、令和3年4月に、新たな研究科、社会科学研究科として再編統合します。入学定員は、研究科全体で、前期課程(修士課程、専門職学位課程)91人と後期課程10人、合計で101人となります。
これまでの研究科の実績と特長を活かした教育と研究を実施し、国際商経学部のグローバルビジネスコースと連結する新たなグローバルビジネス専攻を設置し、養成する人材像の一層の明確化を行い、リカレントプログラムの充実等を行います。

社会科学研究科長 新澤秀則

養成する人材像

経済学及び経営学を中心とする高度で学際的な学問的基盤の上に、グローバルからローカルにわたる幅広い視野を持つとともに高い倫理観を備えて現代社会の多様な課題に立ち向かい、社会の発展のために貢献できる人材を養成します。

教育研究上の目的

経済学及び経営学を中心に学際的な研究を深め、その成果に立脚して専門知識と技能を授けるとともに倫理観を涵養して、研究者、高度専門職業人をはじめ社会に有為な人材を養成することを通じて社会の負託に応えます。

組織構成

専攻一覧

専攻 教育課程 入学定員 学位
経済学専攻 博士前期課程 15 修士(経済学)
博士後期課程 5 博士(経済学)
経営学専攻 博士前期課程 5 修士(経営学)
博士後期課程 5 博士(経営学)
グローバルビジネス専攻 修士課程 6 修士(国際経営学)
会計専門職専攻 専門職学位課程 20 会計修士(専門職)
経営専門職専攻
地域イノベーションコース
中小企業診断士登録養成課程(併設))
専門職学位課程 45 経営管理修士(専門職)
医療マネジメントコース ヘルスケア・マネジメント修士(専門職)
介護マネジメントコース

経済学専攻

研究者又はその他の高度な研究能力を必要とする業務に従事する者の養成を目的とすることから、博士前期課程に加えて博士後期課程までを備えています。前期課程では、段階的に専門分野を修得できるように教育課程を充実しました。また、これまで通年4単位で行っていた講義を半期2単位とし、より多くの科目が受講可能となりました。昼間通える方であれば、幅広い年齢の方を受け入れます。

経営学専攻

研究者又はその他の高度な研究能力を必要とする業務に従事する者の養成を目的とすることから、博士後期課程までを備えています。経営専門職専攻が社会人に特化するのに対応して、博士前期課程を再開します。

グローバルビジネス専攻

主にグローバルに活躍するビジネスパーソンの養成を目的とし、すべての授業を英語で行います。経済学と経営学に加えて、グローバリゼーションの進展に伴う異文化・多文化環境下において、多様性の中で人とつながり、互いに違いを理解し、価値観・世界観・歴史観の違いを乗り越えて課題に取り組むという問題探求能力を重視します。なお、海外の教育サイクルも考慮し、通常の4月入学に加えて、9月入学を実施します。

会計専門職専攻

主に会計学を基礎として会計専門職業人の養成を目的とする専門職学位課程です。平日昼間に授業を行うことから、新卒者、第二新卒者を受け入れます。

経営専門職専攻

主に経営学を基礎として経営専門職業人の養成を目的とする専門職学位課程です。土曜日を中心とした授業を行うことによって、社会人を受け入れ、前身の経営研究科において実績のある社会人を対象としたリカレント教育にさらに特化します。

沿革

1965年4月
神戸商科大学大学院経営学研究科(修士課程)設置
1967年4月
神戸商科大学大学院経済学研究科(修士課程)設置
1971年4月
神戸商科大学大学院経営学研究科と経済学研究科に博士課程増設
2004年4月
兵庫県立の3大学を統合して兵庫県立大学設置
2007年4月
兵庫県立大学大学院会計研究科会計専門職専攻を開設
2010年4月
兵庫県立大学大学院経営学研究科博士前期課程を大学院経営研究科経営専門職専攻に改組
2021年4月
兵庫県立大学大学院社会科学研究科を開設

大学そのものの沿革は、国際商経学部の沿革をご覧ください。

政策科学研究所

概要

兵庫県立大学の前身のひとつである神戸商科大学に経済研究所が附置されたのは1950年です。2004年に兵庫県立大学が設置されたときに、経済経営研究所となり、当時の経済学部と経営学部(現在の国際商経学部)から教員が出向するかたちで運営されるようになりました。2010年以来政策科学研究所となっております。 統計資料や大学紀要などを所蔵する資料センターを併設し、研究所長は学術研究会の運営にも携わります。 研究所では、セミナーを不定期で開催しています。

学術研究会

兵庫県立大学神戸商科キャンパス学術研究会は、正会員(神戸商科キャンパスの専任教員)や学生会員(神戸商科キャンパスの部局の学部学生、大学院学生及び大学院研究生)などで構成される会員制組織です。学術研究活動を振興する目的で設立されました。主たる事業のひとつが学術出版物の発行です。

現在、下記の出版物を発行しています。
商大論集
人文論集
研究叢書
研究資料
ワーキング・ペ-パー
ディスカッション・ペーパー

瀧川文庫

兵庫県立大学神戸商科学術情報館には『瀧川文庫』が設置されています。同文庫は、本学の前身である神戸商科大学を卒業された瀧川博司氏によって寄贈されたものです。この文庫は二つの貴重文庫―『イギリス古典思想文庫』(1989年設置)と『サー・ジョン・ヒックス旧蔵書および文書コレクション』(1991年設置)―から構成されています。

『イギリス古典思想文庫』

1989年に設置された『イギリス古典思想文庫』は、二つの貴重書コレクションによって構成されています。ひとつは、「ペティ=ダヴナント著作コレクション」です。政治算術学派―ウィリアム・ペティ、チャールズ・ダヴナント、ジョン・グラント―の主要著作を中心に所蔵しており、日本随一のコレクションです。もうひとつは、「イギリス社会思想コレクション」です。エラスムスの『痴愚神礼讃』(英語版初版、1549年)、トマス・ホッブズの『リヴァイアサン』(初版一刷、1651年)、アダム・スミスの『国富論』(初版、1776年)等、近代イギリスの社会経済思想に関する重要な古典が収められています。

『サー・ジョン・ヒックス旧蔵書および文書コレクション』

1991年に設置された『サー・ジョン・ヒックス旧蔵書および文書コレクション』は、ヒックス夫妻の経済学研究や経済思想等を跡づけることを可能にする書籍、草稿、書簡類を所蔵しています。ジョン・ヒックス(John Richard Hicks, 1904-1989)は1972年に一般均衡理論および厚生理論に対する先駆的な貢献によって、アルフレッド・ノーベル記念経済科学スウェーデン国立銀行賞(通称ノーベル経済学賞)をケネス・アローと共同受賞しました。他方で、ジョン・ヒックスは『経済史の理論』(1969年)を自らの最も重要な著作であると述べるなど、多様な観点から経済学研究を行っていました。アーシュラ夫人(Ursula Kathleen Webb Hicks, 1896-1985)はオックスフォード大学リナカー・カレッジのフェローで財政学を教えていた経済学者です。国民経済計算に関する研究で重要な貢献を成したことでも知られています。
なお、このコレクションを本学に設置するにあたって、神戸商科大学名誉教授の能勢哲也先生(財政学を担当)が尽力されました。

松山直樹(経済学専攻)

瀧川文庫に関して、詳しくは、神戸商科学術情報館のサイト(ただいま準備中)をご覧下さい。なお、現在、『イギリス古典思想文庫』と『サー・ジョン・ヒックス旧蔵書および文書コレクション』のいずれも、公開しておりません。『イギリス古典思想文庫』については、近日公開できる見込みです。