お知らせ

「サイエンスカフェRRM」を2月18日に開催します

地球を構成する3つの要素「大地・生物・人」の関係性について、参加者の皆さんとともにさまざまな切り口から自由闊達に議論するサイエンスカフェRRM。10回という節目となる今回は、「地形・地質の保全」に目を向けます。足元に当たり前のように存在する「地形・地質」は、生活を支え、地域の特徴を醸成するにもかかわらず、それらの保全についてはあまり注目されてきませんでした。変動帯である日本列島で、持続的に地球活動と共生するためにどうすればよいか、議論します。事前申し込みのうえ、是非ともご参加ください。

日時:2018年2月18日 (日) 14:00-16:30
場所:豊岡稽古堂交流室3−1(豊岡市役所敷地内、大開通り正面:豊岡市中央町2-4)   
定員:40名(先着順)
参加費:無料(飲み物は各自でご持参ください。稽古堂にも自動販売機はあります)    

1.話題提供(14:00-15:15)
日本ジオサービス株式会社代表取締役 目代 邦康氏
「地形・地質を守るとはどういうことか」
ジオパークにおいては,価値のある地質や地形の保全が,重要な活動の柱となっています。しかし、日本でジオパーク活動が始まって10年経ちますが、めざましくその保全が進歩したというわけではありません。そもそも地形や地質の保全とは、どのような考え方でどのような活動をするべきなのでしょうか。河川や湿地、海岸などの地形の保全の事例や、生物の生育環境としての地形の保全の事例、そして、日本各地のジオパークで発生している保全に関する問題点などを例に、地形・地質の保全について紹介します。日本列島は、湿潤変動帯であるため、地形・地質の保全を進めるためには、防災インフラ建設のあり方も考えなければなりません。こうした様々な問題を考えながら、地形・地質の保全とはどういうことなのか参加者みなさんと考えたいと思います。

★目代氏は、日本ジオサービス株式会社代表取締役。京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了。博士(理学)(京都大学)。筑波大学陸域環境研究センター、産業技術総合研究所地質標本館、公益財団法人自然保護助成基金を経て、2016年に日本ジオサービス株式会社を設立。地形学の立場から自然保護の研究を進めるとともに、地形学、地生態学などの一般向け著作を執筆している。主要著書に『地形探検図鑑(単著)』『地形観察ウォーキングガイド(単著)』(いずれも誠文堂新光社)、『シリーズ大地の公園(編集・編著)』(古今書院)など。

2.ディスカッション(15:15-16:30)
ファシリテーター:亀田直記・熊谷暢聡(兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科博士後期・前期課程)

申込先:兵庫県立大学 豊岡ジオ・コウノトリキャンパス
E-mail:rrm@ofc.u-hyogo.ac.jp(@を半角に)
(氏名、所属、住所、メールアドレス、電話番号をお知らせください)
Tel:0796‐34‐6079

主催:兵庫県立大学地域資源マネジメント研究科
共催:兵庫県立コウノトリの郷公園・豊岡市