お知らせ

サイエンスカフェRRM「野生動物管理工学の世界~最先端の科学を使って野生動物との共存に挑む~」(2022年5月29日開催)

(ちらし)2022年5月29日開催,サイエンスカフェRRM

第23回サイエンスカフェRRMを5月29日に開催します。

昨今の日本において、鳥獣被害対策は喫緊の問題です。今回のカフェでは、「わが生涯に一片の悔いなし」といって死んだラオウのように生きることをモットーとし、常にベストを尽くし、日々邁進される山本先生をお呼びし、現状の課題と最新の科学技術を用いた解決策をお聞きしたいと思います。

■日時:2022年5月29日 (日) 14:00-16:30
■場所:兵庫県立大学地域資源マネジメント研究科1F多目的ホール
■定員:40名(先着順)
■参加費:無料
■プログラム
1.話題提供(14:00-15:15)
長岡技術科学大学 技学研究院 物質生物系 准教授 山本 麻希 氏
「野生動物管理工学の世界~最先端の科学を使って野生動物との共存に挑む~」

長岡技術科学大学物質生物機能工学専攻にある野生動物管理工学研究室では、鳥獣被害対策に関する要素技術の開発や工学技術を用いた鳥獣の生態調査等の研究を行っています。日本の中山間地域では過疎、高齢化が問題となり、労働力のかかる鳥獣被害対策は、中山間地域において深刻な問題となりつつあります。一方で、大型哺乳類や鳥類は、日本の在来生物であり、生物多様性を守る観点からも、彼らの生存は保証されねばなりません。私共の研究室では、最先端の工学技術を用いて中山間地域の労働力不足を補い、野生動物と人間の共存を目標に日々活動を行っています。当日は、イノシシやクマの対策等を中心に、私たちの研究の最新の情報をご紹介するとともに、大学で開発した技術を(株)うぃるこを通して社会実装している活動についてもご報告したいと思っております。

★山本先生は、1995年に早稲田大学教育学部理学科卒業、1997年に東京大学大学院農学生命科学研究科修士課程修了、2001年に総合研究大学院大学大学院数物科学研究科博士課程終了 博士(理学)。2001年からはSSH指定校の新潟県長岡高等学校の教員として勤務。鳥獣被害に対する新潟県の体制の遅れを危惧し、2007年に長岡技術科学大学の教員となり、2011年に獣害対策の支援団体(NPO新潟ワイルドライフリサーチ)を立ち上げ、2015年り、獣害対策を支援する民間ネットワーク組織である(一社)ふるさとけものネットワーク代表として、けもの塾、野生動物対策技術研究会の運営に携わる。2018年には自治体の獣害対策を主に支援するコンサルティング会社(うぃるこ)を2018年に設立し、代表取締役を兼務している。

2.ディスカッション(15:15-16:30)
ファシリテーター: 伊﨑 実那・白井 あやか
 (兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科大学院生)

■申込先:兵庫県立大学 豊岡ジオ・コウノトリキャンパス
E-mail:rrmあっとofc.u-hyogo.ac.jp(あっとを@に)
Tel:0796-34-6079
(氏名、所属、住所、メールアドレス、電話番号をお知らせください)