「雪と地域づくり」をテーマとした地域資源マネジメント研究科のサイエンスカフェ「第11回サイエンスカフェRRM」を6月10日(日)、豊岡稽古堂にて開催しました。
リニューアル3年目を迎えた今回は、 地域社会デザイン研究所代表/東北工業大学名誉教授の沼野夏生氏を招き、「雪を逆手に取る地域づくり」について語り合いました。「雪が生む不利な条件と対策の実態」、「雪への対処をばねにした取り組みの展望」の2点について話題提供をいただいたのち、参加者と教員・院生がワークショップをおこない、豪雪地帯で地域社会を維持するにはどうすれば良いか、雪や防災にとどまらない、集落や地域の将来に結びつく活動の必要性などについて理解を深めました。
豪雪地帯(※)に指定されている但馬地域でどう生活していくのか。社会の変化、地方生活の都市型化が、豪雪との共生を難しくしている現在、豪雪地帯で持続的地域発展をどう実現していくか、地域資源マネジメント研究科では、地域の皆様と引き続き議論していきたいと思います。
※ここでいう豪雪地帯は、豪雪地帯対策特別措置法に基づいて指定されている地域を指します。日本の国土の約50%を占め、総人口の約15%が暮らしています。