新型コロナウイルス感染症における検査を受けていない感染者の移動が、感染拡大の重要な要因となっていることを解明し、Scientific Reports誌にその成果が掲載されました。
中桐斉之准教授、静岡大学工学部 佐藤一憲准教授、中村学園大学短期大学部 向坂幸雄准教授、静岡大学工学部 泰中啓一名誉教授らの共同研究グループは、新型コロナウイルス感染症において、検査を受けていない感染者に焦点を当て、未検査の感染者の移動が感染拡大の重要な要因となっていることを数理モデル解析により解明しました。
本研究では、従来のSIRモデルを発展させ、感染者を隔離者と非隔離者に分けたモデルを構築し、シミュレーションと平均場理論から、検査回数や頻度を増やすと、ロックダウンと同様の効果が得られること、また検査陽性感染者の総数が減少することを明らかにしました。非隔離感染者が非感染者と同じように振る舞い、動き回ることが感染を拡大すること、検査頻度を増やすと検査済み感染者の総数が減少することを明らかにしました。また、非隔離感染者の多くは軽症または無症状であるため、無症状者にも検査を促すことが重要であることを示しました。
本研究は本学の令和2年度新型コロナウイルス関連研究事業の助成を受けて行われたものです。
本研究成果は、2022年1月14日(イギリス標準時間午前10時)付で、英国Springer Natureが発行する科学誌「Scientific Reports」のオンライン版に掲載されています。
西本海生(学部4年)さんが「情報処理学会第83回全国大会 学生奨励賞」を受賞
本研究室所属の西本海生さん(環境デザイン系所属)が、3月17日から19日まで オンラインで開催されました情報処理学会第81回全国大会におきまして、「学生奨励賞」を受賞しました。
発表演題は、以下の通りです。
○西本海生,中桐斉之(口頭発表)「ゲーミフィケーションを用いたタスク管理システムにおける損失回避の有効性の検証」
伊藤波輝(学部4年)さんが「情報処理学会第81回全国大会 学生奨励賞」を受賞
本研究室所属の伊藤波輝さん(環境共生社会コース所属)が、3月14日から16日まで 福岡大学七隈キャンパスで開催されました情報処理学会第81回全国大会におきまして、「学生奨励賞」を受賞しました。
発表演題は、以下の通りです。
○伊藤波輝,中桐斉之,内平隆之(口頭発表)「ドローンと全天球カメラを用いた地域観光PRの有効性についての比較検証」
「ドローンと全天球カメラを用いた地域観光PRの有効性についての比較検証」の研究が姫路市大学発まちづくり研究助成事業に採択
本研究室のドローングループの研究、「ドローンと全天球カメラを用いた地域観光PRの有効性についての比較検証」 の研究が姫路市大学発まちづくり研究助成事業に採択されました。
藤原涼子(学部3年)さんが「情報処理学会第79回全国大会 学生奨励賞」を受賞
本研究室所属の藤原涼子さん(国際教養コース所属)が、3月16日から18日まで 慶応大学矢上キャンパスで開催された情報処理学会第78回全国大会において、「学生奨励賞」を受賞しました。
発表演題は、以下の通りです。
○藤原涼子,中桐斉之(口頭発表)「格子確率モデルによる工場の分布拡大と閉鎖のシミュレーション」
吉岡茉莉子(学部4年)さんが「第15回情報科学技術フォーラム(FIT2016) ヤングリサーチャー賞」を受賞
本研究室所属の吉岡茉莉子さん(国際教養コース所属)が、9月7日から9日まで 富山大学五福キャンパスで開催された第15回情報科学技術フォーラム(FIT2016) において、「ヤングリサーチャー賞」を受賞しました。
発表演題は、以下の通りです。
○吉岡茉里子,中桐斉之(口頭発表)「まちあるきカウントシステムの開発と実証実験」
藤原紫王里(学部3年)さんと吉岡茉里子(学部3年)さんが「情報処理学会第78回全国大会 学生奨励賞」を受賞
本研究室所属の吉岡茉里子(学部3年)さんと藤原紫王里さん(国際教養コース所属)が、3月10日から12日まで 慶応大学矢上キャンパスで開催された情報処理学会第78回全国大会において、「学生奨励賞」を受賞しました。
発表演題は、以下の通りです。
○藤原紫王里,中桐斉之(口頭発表)「繰返し囚人のジレンマゲームにおける非報復戦略の可能性」
○吉岡茉里子,内平隆之,中桐斉之(口頭発表)「まちあるきアプリによる地域活性化の検討」