国際商経学部
経済学・経営学の両輪で
地域社会・グローバル社会を切り拓く
School of
Economics and
Management
Point
1
経済・経営の両方の視点から深める学び
複雑化・多様化する現代社会において、経済学や経営学を単独で学ぶだけでは解決できない問題が数多く生じています。経済学コース・経営学コースでは、全入学生が両領域の基礎を学んだ上で、自身の希望に応じた専門領域を探求するなど、経済学と経営学を融合した学びを軸とした教育を行います。
Point
2
実社会の課題解決に必要な力を実践的に育成
地域や企業が抱える多様な課題を解決するためには、協働を支えるコミュニケーション力や問題の本質を深く理解する分析力などが必要です。国際商経学部では、1年次からのプロジェクトゼミナールや、産業界や企業と連携した授業やインターンシップにより、課題に対して解決方法を提案するための力を実践的に培います。
プロジェクトゼミナール
商品開発の提案などの産学連携プロジェクトやフィールドワーク等、実社会の課題解決に取り組むプロジェクトベースの授業です。
産業界や企業と連携した授業
例えば、「ものづくり経営学」の授業では、第一線で活躍している企業人をゲストに招き、実社会で何が起こっており、何が問題となっているのかなどを学ぶことができます。
【過去の主なゲスト講師】
キリンホールディングスや花王、Amazon Web Service、パナソニック、三菱ケミカル、川崎重工業、ヤクルト、ダイキン工業、NEC、トヨタ自動車、経済産業省、楽天、ホンダなど
Curriculum 4年間の学びの流れ
国際商経学部では、1年次から4年次までの学年進行に応じて、少人数のゼミナールに所属し、様々プロジェクトに取り組みます。また、経済学コース・経営学コースでは、各コースへの配属やプログラムの選択は2年次後期に行われるため、入学後の学びのなかで、自分が進みたいコースやプログラムを決定できます。
Course Overview コースの概要
経済学コース
経済学を通して社会や暮らしを分析
経済学では「家計」「企業」「政府」といった経済主体間の経済行動を分析するため、「お金」のイメージが強いかもしれません。しかし、地球環境保護や人間関係における葛藤など、社会におけるあらゆる事象が経済学の分析対象となります。個別のテーマを分析するには、考え方の基礎となる経済理論(ミクロ経済学・マクロ経済学)に加えて専門的な理論、実証分析の方法等を学ぶことが必要です。また、社会的な視点を持つことも大切です。
経済理論や市場分析の方法を学ぶことで、世の中の経済活動を客観的に理解し、より望ましい社会経済の実現に向けて政策立案する力を養います。
経営学コース
多様な視点で考える組織の経営
経営学とは、組織の仕組みのあり方を考え、組織をうまく運営するための方法を考える学問です。一般的な企業だけでなく、NPOや自治体などの公益性の高い組織も分析対象となります。国際商経学部の学生は全員が経済学も学んでいるため、企業を取り巻く経済システムに関する経済学的視点を持ちながら経営学を深く学ぶことができます。
経営学や会計学の知識を基に、組織の目標達成のために「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」の「チカラ」を最大限に活かして組織を運営する方法を学びます。
2コース混合領域
経済学と経営学の融合領域として2つのプログラムを設置しています。経済学と経営学の両方の専門知識を活用し、実社会の動きを学際的視点から総合的に学びます。
お金を取引する金融市場の動きや企業の資金調達の仕組みなど、金融関連分野の内容について経済学と経営学の2 つの視点から多面的に学びます。
少子高齢化や過疎化など、数多くの困難に直面している地域社会において、経済学・経営学の両方の専門性を活用し、組織の改革や価値の創造に貢献できる力を培います。
グローバルビジネスコース
経済学・経営学をすべて英語で学ぶ
専門科目の授業はすべて英語で学びます。入学後1年間はキャンパス内にある国際学生寮で留学生との共同生活を送ります。一緒に生活しながら留学生の出身地域の文化や考え方の違いを知ることで、より深い異文化理解が可能となります。また、6週間のフィリピン語学研修など、国内外での経験から得た多角的な視点がその後の経済学・経営学への深い理解につながるとともに、新しい時代を担うリーダーとしての自覚と素養を培います。
英語による経済学・経営学の習得に加え、異文化理解の素養を形成し、留学生との交流を通じて、英語圏内だけでなく世界各地で活躍できる力を養います。
Check Seminars ゼミをチェック
社会的ニーズに合わせたマーケティングを
演習のテーマはマーケティングです。マーケティングの基礎を学んだ後で、インタビューやサーベイ(アンケート)といったマーケティング・リサーチを実践し、データ分析にも取り組みます。その上で実社会の企業と連携し、そのマーケティング問題の解決に挑戦します。理論と実践の両面からマーケティングを学ぶことにより、現実の製品・サービスがいかに生み出されているのか理解できるようになります。世の中の見方が変わるゼミです。
統計から見える社会問題
車井ゼミでは、「統計学」というツールを利用して、地域や社会が抱える様々な問題の分析に取り組んでいます。「データ」という難敵を可能な限り適切に扱うことで、問題に関する効果的な解決策を考えます。現地調査やアンケートによるデータ収集、データ分析、研究成果の発表を一通り経験することで、統計学の知識だけではなく、論理的なものの考え方の習得も目指しています。グループ単位で作業することが多く、毎年ゼミ生同士が協力してゼミ活動に取り組んでいます。
文化を越え共通の地域課題に向き合う
日本人学生と留学生がチームを組み、地元企業と協力しながらSDGsの目標12「つくる責任、つかう責任」の課題に取り組んでいます。丹波篠山市名産物である丹波黒枝豆の収穫時のフード・ロスを減らすために、規格外の黒枝豆を使ったパンのメニュー開発に取り組み、2023年6月には学生が考案したパンが実際に商品化されました。地域の課題解決に向けて留学生と一緒に活動し議論することは、文化や考え方の違いに対する相互理解にもつながっています。
Interview 先輩インタビュー
Carrer キャリア
情報通信業や製造業、卸売業・小売業などを中心に大手企業・地元企業に就職しています。公務員合格率も堅調です。
業種別就職率
情報通信業
17.2%
製造業
16.4%
卸売業・小売業
13.4%
公務
10.8%
金融業・保険業
9.0%
学術研究・専門技術サービス業
7.5%
運輸業・郵便業
5.6%
サービス
5.6%
医療・福祉
2.6%
教育・学習支援業
2.2%
建設業
1.9%
不動産業・物品賃貸業
1.9%
宿泊業・飲食サービス業
0.7%
生活関連サービス業・娯楽業
0.7%
複合サービス事業
0.7%
進学
3.7%
就職・進学先
【一般企業等】
有限責任あずさ監査法人/積水ハウス(株)/キリンホールディングス(株)/住友ゴム工業(株)/バンドー化学(株)/DIC(株)/ミネベアミツミ(株)/三ツ星ベルト(株)/日本電気硝子(株)/日工(株)/グローリー(株)/日本アイ・ビー・エム(株)/ミズノ(株)/キャノンITソリューションズ(株)/コベルコシステム(株)/みずほリサーチ&テクノロジーズ(株)/楽天グループ(株)/(株)さくらケーシーエス/インフォシス リミテッド/トランスコスモス/三菱倉庫(株)/(株)阪急阪神エクスプレス/郵船ロジスティクス(株)/(株)良品計画/日本毛織(株)/神鋼商事(株)/双日(株)/(株)MonotaRO/三井住友信託銀行(株)/(株)三井住友銀行/(株)みなと銀行/神戸信用金庫/日新信用金庫/兵庫県信用農業協同組合連合会/兵庫県農業協同組合中央会/(株)商工組合中央金庫/テレビ大阪(株)/(株)パソナグループ
【公務員】
兵庫県庁/神戸市役所/姫路市役所/厚生労働省兵庫労働局/警視庁/大阪国税局
【進学先】
京都大学大学院/大阪大学大学院/明治大学大学院/兵庫県立大学大学院