お知らせ

兵庫県立コウノトリの郷公園開園20周年記念シンポジウムが11月2日に開催されます

(ちらし表面)兵庫県立コウノトリの郷公園20周年記念シンポジウム(2019年11月2日)

 当研究科が位置する兵庫県立コウノトリの郷公園は11月で開園20周年を迎えます。コウノトリの保護増殖・野生復帰が大きく進む中で節目の年を迎え、11月2日に同公園主催で記念シンポジウムが行われます。多数のご参加をお待ちしております.
 また、11月2日から4日は「郷公園デー」として、非公開エリア(飼育ゾーン)の特別公開、保護増殖センター『約束のケージ』の特別公開や茶会などが企画されています。


兵庫県立コウノトリの郷公園開園20周年記念シンポジウム

日時 2019年11月2日(土)13:30-16:20
会場 豊岡市民プラザ(豊岡駅前アイティ7階 兵庫県豊岡市大手町4-5)
参加費 無料
申込方法 氏名,住所,電話番号を記載の上,kounotori@stork.u-hyogo.ac.jp(@を半角に)宛に電子メールで,または,電話0796-23-5666,あるいはfax0796-23-6538にお申込みください.


プログラム
13:30 あいさつ 西上三鶴(兵庫県教育長)
13:35 記念講演 天然記念物制度とコウノトリの野生復帰事業 江戸謙顕(文化庁文化財第二課天然記念物部門文化財調査官)
14:15 報告 野生復帰のこれまで
・コウノトリとの約束は果たせたのか 佐川志朗(兵庫県立大学地域資源マネジメント研究科長/兵庫県立コウノトリの郷公園統括研究部長)
・コウノトリ野生復帰グランドデザインはどこまで達成できたか 江崎保男(兵庫県立コウノトリの郷公園長)
14:55 休憩
15:10 パネルディスカッション コウノトリとの未来を考える〜野生復帰事業の課題と展望〜
〈パネリスト〉
三浦慎吾(早稲田大学名誉教授)
大迫義人(兵庫県立大学教授/兵庫県立コウノトリの郷公園エコ研究部長)
川村教一(兵庫県立大学教授/兵庫県立コウノトリの郷公園ジオ研究部長)
中井淳史(兵庫県立大学教授/兵庫県立コウノトリの郷公園ソシオ研究部長)
〈コーディネーター〉
山室敦嗣(兵庫県立大学教授/兵庫県立コウノトリの郷公園主任研究員)
16:10 総括・謝辞(兵庫県立コウノトリの郷公園長)

プロフィール
・江戸謙顕(文化庁文化財調査官)
 東京都出身.北海道大学大学院修了.博士(地球環境科学).専門は動物生態学,保全生態学.日本学術振興会の特別研究員などを経て,文化庁に勤務.現在,コウノトリやカモシカ,オオサンショウウオなどの天然記念物の保護管理や天然記念物の指定などに従事.著書には「生物と環境.地球環境サイエンスシリーズ第8巻」(三共出版)など.
・三浦慎吾(早稲田大学名誉教授)
 東京都出身.東京農工大学大学院修了.理学博士(京都大学).専門は哺乳類の行動生態学,野生動物管理学.新潟大学農学部教授,早稲田大学人間科学学術院教授を経て,早稲田大学名誉教授.兵庫県のコウノトリ野生化対策懇話会座長.著書には「動物と人間−関係史の生物学」(東京大学出版会),「ワイルドライフ・マネジメント入門」(岩波書店)など.