お知らせ

サイエンスカフェfor Beginners 2020「ポスト・コロナ時代のSDGsと科学の役割」(2020年10月4日開催)

 年末にはまだまだ余裕がありますが、この2020年はアナス・ホリビリス(Annus Horribilis:ひどい一年)であったと言ってみても、決して違和感はないでしょう。私たちは新型コロナウィルス感染症の世界的流行に直面して、生活のさまざまな場面で無理や変化を強いられてきました。学校では対面授業の停止や各種行事の中止を余儀なくされ、いろいろな思い出を作る機会が奪われてしまいました。
最近、ポスト・コロナやウィズ・コロナ、SDGs(持続可能な開発目標)という言葉をテレビや新聞でよく目にします。流行への不安を抱えながら生活が大きく変化するなかで、私たちは何をどのように持続していけばいいというのでしょうか。そして、このような問題に対して私たちが学ぶ科学はどのような役割を果たすことができるのでしょうか。
 サイエンスカフェfor Beginnersと題して、兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科の教員や院生が取り組む課題の一端をご紹介します。そして、オンラインというあたらしい「つながり方」を通じて、みなさんと科学を学ぶ意義について考えてみたいと思います。

日時:2020年10月4日(日)14:00〜16:30
場所:オンラインで実施します。Web会議アプリZOOMを使用します。
定員:40名(先着順)
参加費:無料(接続に関する通信費はご負担ください)

第1部.RRM教員による話題提供(14:00〜15:00) *題名は変更することがあります。

1)「感染症と私たちの社会:歴史は何を語るか」(中井淳史)
 人類はこれまでの歩みのなかで、幾度となく感染症と戦い、共存してきました。歴史学が明らかにする感染症と私たち社会の関係は、今後私たちがコロナとどのように向き合うべきかの手がかりを含んでいるかもしれません。

2)「気候変動と自然災害」(川村教一)
 グローバルに活躍するリーダーとなる若い世代のみなさんに、喫緊の課題である気候変動と私たちのくらしの関係を考えるために必要な、学校での授業を超えた科学的な見方・考え方をコンパクトに紹介します。

3)「プラスチック汚染と海洋の保全」(出口智広)
プラスチックの生産量はこの半世紀で20倍に増えました。そして、適切に処理されなかったものは海へと大量に流失しており、その量は2050年には海の魚全体を上回ると言われています。今回はこの影響について海鳥を中心に解説します。

第2部.みんなで考えようSDGs 質問と意見交換(15:10〜16:30)
ファシリテーター:
石井三重子(地域資源マネジメント研究科博士前期課程)
大逸優人(地域資源マネジメント研究科博士前期課程)
正木詔一(地域資源マネジメント研究科修了生)

申込先:兵庫県立大学 豊岡ジオ・コウノトリキャンパス 
E-Mail: rrm@ofc.u-hyogo.ac.jp(@を半角に)

10月2日までに電子メールにてご氏名、ご所属をお知らせください。折り返し、当日のミーティングID・パスワードをご案内いたします。
話題提供に関するご質問も事前に受け付けます。上記の概要をご覧のうえ、ご質問がありましたら、申し込み時にあわせてお知らせください。

主催:兵庫県立大学地域資源マネジメント研究科
共催:兵庫県立コウノトリの郷公園