お知らせ

サイエンス・カフェRRMを7月25日に開催します

(ちらし)サイエンス・カフェRRM(2021年7月25日)

日時:2021年7月25日 (日) 14:00-16:30
場所:兵庫県立大学 豊岡ジオ・コウノトリキャンパス大学院棟1階 多目的室(豊岡市祥雲寺字二ヶ谷128)
定員:40名(申し込み先着順)
参加費:無料

1.話題提供(14:00-15:15)
香川大学特任教授 長谷川修一博士
「讃岐うどん文化は中央構造線の賜物?」
傾斜地なら土砂災害の跡地に、平地なら洪水の跡地に暮らしているので、土砂災害や洪水に合うのです。一方、そのような災害の跡地の不利な場所で、各地の名産が誕生しています。各地の名産品は、災害の跡地を逆手に取った先人のへこたれない精神(レジリエンス)と創意工夫(イノベーション)の賜物なのです。NHK「ブラタモリ」、「ジオ中四国」、「ジオ・ジャパン2」で讃岐うどん文化を大地の成り立ちから説明した講師が、地域の名産が自然災害をもたらした大地の変動と深くかかわっていることを熱く語ります。また、そのような視点で人気を博している、香川大学公開講座「讃岐ジオサイト探訪」「ジオガイドの養成講座」、創造工学部防災・危機管理コースの学生による防災まち歩き「ブラハセ」、香川県教育センター「香川のジオ教材フィールドワークプログラム」等の活動についても紹介します。地域にとって当たり前の風景や食べ物にジオの視点を取り入れ、人の歴史だけでなく、大地の成り立ち(=災害)から地域を語るのが、ジオパークの醍醐味ではではないでしょうか?

★ 長谷川先生は1955年島根県生まれ、愛媛県育ち。1980年東京大学大学院理学研究科(修士課程)地質学専攻修了。1993年理学博士(東京大学)。 2000年に香川大学工学部に助教授として着任され、教授、工学部長、創造工学部長を経て、2021年3月定年退職。4月から香川大学特任教授、四国危機管理教育・研究・地域連携推進機構の副機構長。専門は地質工学、地盤災害、地域防災。(一社)日本応用地質学会会長等を歴任し、現在日本ジオパーク委員会委員。2010年から讃岐ジオパーク構想を提唱し、香川大学公開講座「讃岐ジオサイト探訪」を開始。著書に『讃岐ジオサイト探訪』(香川大学生涯学習教育研究センター研究報告 別冊)等がある。

2.ディスカッション(15:15-16:30)
ファシリテーター:長濵 聖・原田正信(兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科博士前期課程)

申込先:兵庫県立大学 豊岡ジオ・コウノトリキャンパス
E-mail:rrm@ofc.u-hyogo.ac.jp(@を半角に)
Tel:0796-34-6079
(氏名、所属、住所、メールアドレス、電話番号をお知らせください)

主催:兵庫県立大学地域資源マネジメント研究科 
共催:兵庫県立コウノトリの郷公園