お知らせ

サイエンスカフェRRM「ちょっとした楽しみで地域を回す」(2022年3月26日開催)

第22回サイエンス・カフェRRMを、3月26日に、オンラインで開催します。今回は「ちょっとした楽しみで地域を回す」と題して、社会学者の方にお話しいただきます。「盆おどり」「頼母子講」などの伝統文化がうみだす楽しみから、「子育てサロン」のような現代的な場所から生まれる楽しみまで、身近な人びとのつきあいが地域での暮らしをより豊かにする可能性について一緒に考えてみませんか。

電子メールもしくはお電話にて、下記まで事前申し込みのご連絡をいただければ幸いです。折り返しアクセス情報をご連絡いたします。

■日時:2022年3月26日 (土) 14:00-16:30
■開催方法:オンライン(ZOOM)
※オンラインでの参加が難しい場合は、ご相談ください。
■定 員:40名(申し込み先着順)
■参加費:無料

■プログラム
1.話題提供(14:00-15:15) 
追手門学院大学社会学部 足立重和教授
「ちょっとした楽しみで地域を回す」
産業構造の変動やグローバリゼーションの流れのなかで、現代日本の地域社会は疲弊していると言われて久しい。それに追い打ちをかけたのは2020 年から猛威を奮っている新型コロナウイルスの感染拡大である。だが一方で、コロナ禍は、地域社会を見直す“追い風”にもなっている。それは、“3 密回避”からくる都市からの地域移住である。この人口還流の機会を逃さないためには、その地域にどのような魅力があるのか、その地域はどれくらい住みやすいのか、さらにいったん移住した人びとがどれくらいその地域に愛着をもつのか、をメンテナンスしていかなければならないだろう。ここでいう地域の魅力、住みやすさ、愛着といったものを、私は、近隣に住む身近な人びとのつきあいから生まれる“ちょっとした楽しみ”に求めてきた。今回の話題提供では、これまで研究してきた岐阜県郡上市八幡町の「郡上おどり」や頼母子講、そして兵庫県都市部にある子育てサロンの事例から、“ちょっとした楽しみ”が地域での生活をより豊かにすることを議論してみたい。

★足立重和氏プロフィール
1969年兵庫県生まれ。1996年関西学院大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。愛知教育大学教育学部准教授を経て、2012年より追手門学院大学社会学部教授。専門は地域社会学、環境社会学。著書に『郡上八幡 伝統を生きる』(新曜社2010年)『コロナ時代の仕事・家族・コミュニティ:兵庫県民の声からみるウィズ/ポストコロナ社会の展望』(共編著、ミネルヴァ書房、2022年)など。

2.ディスカッション(15:30-16:30)
ファシリテーター:大石 礼・廣瀬達也(兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科博士前期課程)

■申込先:兵庫県立大学 豊岡ジオ・コウノトリキャンパス
E-mail:rrmあっとofc.u-hyogo.ac.jp(あっとを@に変換)、Tel:0796-34-6079
(サイエンスカフェ参加希望と明記のうえ、氏名、所属、住所、メールアドレス、電話番号をお知らせください。後日、ミーティングID等をお知らせいたします)