SDGs

里親家庭を対象とした健康支援プログラムの開発:地域連携体制の構築に向けた検討

研究期間:2021年4月から2025年3月

◆研究メンバー
兵庫県立大学地域ケア開発研究所:教授・梅田麻希 
兵庫県立大学看護学部:教授・古川恵美
兵庫県立大学環境人間学部:教授・井上靖子
関西医科大学医学部:教授・石崎優子
東北医科薬科大学医学部:講師・福地成
兵庫県立大学地域ケア開発研究所:教授・林知里
兵庫県立大学地域ケア開発研究所:教授・増野園惠
 
●事業名、助成金名:科学研究費助成事業 基盤研究B
 
 社会的養護とは、保護者に代わって社会が子どもを養育することで、里親制度、ファミリーホーム、児童養護施設での養育などのことを指します。このうち里親制度は、戸籍上の変更を伴わずに家庭的な養育環境を提供できることから、国内外で推進が期待されていますが、日本での里親普及率はまだまだ低いのが現状です。里親制度の推進にあたっては、里親家庭とその児に特有の課題に取り組み、里親家族の不安や負担を軽減することが不可欠ですが、地域での支援体制はまだ十分ではなく、体調不良や睡眠障害などの心身の健康問題を持つ里親も多くいらっしゃいます。そこで、私たちの研究班では、里親が健康を保ち、元気に子育てを続けていくためには、どのような支援が必要かを明らかにすることを目的として、調査や試行プログラム(「まちかど保健室」)を実施しています。「まちかど保健室」は、看護師や臨床心理師による心身の健康チェック、里子育てミニ講座、テーマ別講演会の3本柱で構成され、2022年には計3回実施されました。今後は、里親健康支援の方法や内容について、具体的な提言に繋げられるように調査を実施していく予定です。すべての子どもが、豊かな養育環境の中で育っていくことができるように、研究者ができることを模索しています。