研究室紹介

学部ゼミ生の1年間

学部生は3~4年生の2年間、研究室に所属します(配属決定は2年生の12〜1月頃です)。
1学年あたり3〜4人が所属し、各自の研究テーマに沿って研究を進めます。

年間行事: 春(お花見WALKING・歓迎会)、夏(見学旅行)、秋(親睦行事)、冬(学外の研究会・学会などに参加)
研究室大掃除+ランチ(年2回)

3年生:前期・後期の火曜5限「専門ゼミ」の時間に、研究室(学生演習室)に集合し、4年生と一緒に勉強や発表をします。前半は自分の興味があることを、卒論のテーマや方向性が決まったら、より専門的な内容を発表します。ゼミ終了後はティータイムです。3年生の春休み(2~3月)に卒業研究をスタートさせます。

4年生:2~12月に卒業研究を行いますが、就職活動や病院などのインターンシップと日程調整しています。毎週のゼミ発表や個別指導を受けながら、7月末~8月上旬に卒論中間発表を行い、その後データをまとめて11月に卒論草稿を指導教員へ提出、12月に完成です。12月中旬過ぎに卒論発表会、1月に卒論提出します。その後、印刷と製本に出します。1~2月は国試勉強に専念。2月末〜3月上旬に国家試験を受験し、3月に卒業式という1年間です。卒論テーマは面接で希望を聞いて興味のあるテーマを選んでもらっています。共同研究先企業のカフェテリア見学や試食、学会などに参加する機会もあります。

卒業研究内容の説明(写真付)

2023年12⽉ 兵庫県栄養改善研究発表会で発表(兵庫県女性交流会館・神⼾市)① 2023年12⽉ 兵庫県栄養改善研究発表会で発表(兵庫県女性交流会館・神⼾市)②
2023年12⽉ 兵庫県栄養改善研究発表会で発表
(兵庫県女性交流会館・神⼾市)
2023年9⽉ スポーツ栄養学会に参加(⿓⾕⼤学・滋賀県)
2023年9⽉ スポーツ栄養学会に参加
(⿓⾕⼤学・滋賀県)
2023年8⽉ ⼤掃除の後のランチ(睦⽉)
2023年8⽉ ⼤掃除の後のランチ
(睦⽉)

卒業研究

興味のあるテーマを選び、⼀⼈1テーマで卒業研究を⾏います。

■栄養教育学研究:栄養教育や教材を考案、授業実践し、効果を評価します。

  • 〇国内外の研究・調査などから⼩児の健康課題を発⾒し、その解決を⽬指した栄養教育の指導案と教材を数か⽉かけて作成。学校で実践し、効果を評価する研究です。授業スキルが上がるので、栄養教諭を⽬指す⼈に適しています。
  • 〇学校以外にも、保育園や社食、スポーツの現場などで⾏う場合もあります。
  • 〇栄養教育の対象:幼児〜学童・生徒、就労者、アスリートなど
  • 〇栄養教育の中の「食環境づくり」がテーマとなることもあります。

■栄養⽣理学研究:⾷品や栄養素等が健康に与える影響を、⽣理学的な指標を⽤いて評価する研究です。研究対象やテーマは、教員と話し合って決定します。

  • 〇時間栄養学研究(例:午前中の活⼒を上げる朝⾷)
  • 〇女性の健康と⾷に関する研究(例:リラックス・リフレッシュできる⾷事、集中⼒を⾼める⾷事、肌状態や冷え性と代謝・⾷事など)
  • 〇エネルギー代謝や体組成に着目した研究、など
  • 〇栄養生理学研究の対象は「健康な人」ですが、テーマによってはアスリートが含まれることもあります。

卒業研究テーマ

  • 食育研究
  • 栄養生理学研究です

2024年度

  • 女性の痩せに関する研究
  • アスリートへの栄養サポートの効果(仮)
  • デュアルアスリートの栄養上の課題(仮)
  • 地域の特⾊ある⾷⽂化を題材とした⾷育研究

2023年度

  • 女性フットサル選⼿における疲労感出現の実態と栄養・⽣活習慣との関連
  • ⾷品や⾷器の⾊が「苦⼿な⾷品」への印象や選択に及ぼす影響:野菜をサンプルとした実験的検証
  • 女性就労者の栄養課題解決に向けた教育的・環境的介入の効果
  • 個⼈的要因・競技特性を考慮した⼤学⽣アスリートへの栄養サポートの実施と効果:事例的検討

2022年度

  • 高校・大学新体操選手の"女性アスリートの三主徴"出現と栄養・食における要因の検討
  • スマートフォンアプリによる生活リズム介入が女子大学生の健康状態および学修効果に及ぼす影響
  • コロナ禍の学校での「給食の時間における食に関する指導」の現状と課題を踏まえた教材の開発と評価
  • コロナ禍に出現した学校給食の黙食が、食育や児童に及ぼした影響と課題解決のための教材の開発

2021年度

  • 栄養組成の異なる食事が食後の精神パフォーマンスに与える影響
  • 健康的な食事の摂取が若年女性のポジティブボディイメージと自尊心に与える影響
  • 骨格筋電気刺激で誘発される筋収縮とホエイプロテイン摂取のコンビネーションが筋肥大,筋力増強に与える効果
  • 交替制勤務者に向けた健康的な食事方法の提案

2020年度

  • レジスタントスターチの摂取が成人女性の排便状況とメンタルに及ぼす影響
  • レジスタントスターチの摂取が成人女性の腸内フローラに及ぼす影響
  • 高学年児童におけるむし歯予防を目的とした食育授業の実施と評価
  • 「飲料の適切な摂取」をねらいとした小学1年生への食育授業の実施と評価

2019年度

  • 他動的な筋収縮運動が食欲や食欲関連ホルモン等の短期的応答に及ぼす影響
  • ソーシャルマーケティングとイノベーション普及理論に基づく栄養教育教材開発とプロセス評価
  • モンゴル国ウランバートル市幼児のう蝕予防を目的とした食育教材作成と評価
  • モンゴル国ウランバートル市小学生を対象とした歯科栄養教育の実施と評価

2018年度

  • 骨格筋電気刺激による食欲抑制効果の検証
  • 冷製スープ摂取後の食欲,体温・温度感覚の変化(本試験)
  • フィリピン共和国ボホール州タグビララン市における食の授業実施に向けた栄養アセスメント
  • タグビララン市小学校における栄養バランスをテーマとする食の授業実施と評価
  • タグビララン市小学校における野菜摂取をテーマとする食の授業実施と評価

2017年度

  • 高機能酒粕を原料とする甘酒摂取が高齢者の運動機能に及ぼす効果
  • 12週間の機能性甘酒摂取による高齢者の認知機能の変化
  • 冷製スープ摂取後の体温と主観的温度感覚の変化(パイロット試験)
  • 食品に付加したエネルギー情報が摂食者の心理的・生理的応答に及ぼす影響
  • 高校硬式野球部員へのシーズンオフ期の栄養教育が除脂肪体重増加に及ぼす効果

2016年度

  • 飲料の香り成分が眠気や体温に及ぼす効果(本試験)
  • 12週間のプロバイオティクス摂取が高齢者の整腸・心理に及ぼす効果
  • 高齢者の認知・運動機能の維持・改善におけるプロバイオティクスの効果

2015年度

  • 飲料の香り刺激が眠気や体温に及ぼす効果(パイロット試験)
  • 健常高齢者の認知機能に影響を及ぼす運動機能・栄養摂取状態
  • 健常高齢者への認知・運動機能改善を目的とした介入試験

2014年度

  • 温かい飲み物の種類やナトリウム含量の違いが飲用後のHOT(ホッと)感と活力に及ぼす影響
  • 高校生における朝型-夜型タイプと朝の活力の関連
  • 高校寮生への生活リズム改善を目的とした食育介入と評価
  • 高校寮生を対象としたデータに基づく食育の実施と評価-測定参加群と不参加群に着目して

2013年度

  • 温かい飲み物の種類の違いが飲用後のHOT(ホッと)感や活力に及ぼす影響
  • エネルギーを有さない人工甘味溶液摂取後の食欲感覚と生体応答-天然甘味溶液との比較から-
  • 障がいを有する児童生徒に適した教材作成と養護学校における実践と評価
  • 健康なからだづくりを目的とした養護学校高等部における栄養教育の実践

2012年度

  • 炭酸水の口腔内刺激(Sham-feeding)による生体反応の評価
  • 咀嚼の有無が食事誘発性体熱産生に及ぼす影響
  • 幼児の咀嚼機能向上をめざした食育プログラムの実施と評価
  • 親子で学ぶ 感覚を磨く食体験プログラムの考案と評価
ゼミ室
2020年1月 全員集合!

就職先(学部ゼミ生)

◇栄養教諭・学校栄養士
(兵庫県、三重県、京都府、横浜市など)
◇公務員(行政または病院)の管理栄養士
(兵庫県、姫路市、加古川市、茨⽊市、堺市など)
◇病院
◇児童福祉施設(保育園)
◇社会福祉施設(高齢者福祉施設など) 
◇企業の研究所
◇給食委託会社
◇薬局 など

卒業研究 実験風景
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