栄養教育・栄養生理学研究室Laboratory of Nutrition Education and Nutritional Physiology

兵庫県立大学環境人間学部

授業

楽しくてためになる授業1:食育グループ キャロッピ-との交流授業

 3年生の栄養教育実習では、子どもから高齢者までの幅広い対象へ栄養教育を行うためのスキルを習得します。この実習に協力してくださっているのが、姫路市の食育ボランティアグループ、キャロッピーの栄養士・管理栄養士さん方です。キャロッピーの活動や教材は、内閣府食育推進ボランティア表彰受賞されたほどのクオリティの高さで、多くの手作り教材を持参して食育を実演くださっています。子どもや保護者の方々への話し方、物語の読みきかせ方、教材の見せ方・作り方など、学生達は多くのことを学ばせて頂いています。
 最初の交流から2カ月後、今度は学生達が実習で作成した指導案と教材を用いて、キャロッピ-の方々の前で「食育」の発表をします。褒めて頂いたり、こうしたらもっと良くなるという温かいアドバイスを頂いたり・・・。交流授業で互いに刺激し合う良い関係が今後も続くことを願っています。

楽しくてためになる授業2:やないあつ子先生(健康腹話術師)
自分の殻を打ち破れ! パペットを使った栄養教育とボイストレーニング

 やない先生は、1995年阪神淡路大震災がきっかけで腹話術を始められ、「健康腹話術師」として、看護師や歯科衛生士などの人前で話をする機会がある方々にそのスキルを広められています。数年前から、本学にもお越し頂いて、栄養教育実習のなかで3時間、みっちりと、発声練習、滑舌良く話す工夫、パペットを使った健康教育のスキル、そして何よりも「伝える」ことと「伝わる」ことが全く違うという大切なことを教えてくださっています。そしてメインイベントは、最後の全員発表です。
 やない先生の授業は、笑いあり、涙ありで3時間があっという間です。そして何より嬉しいのは、感想文に「今まで人前で話すのが恥ずかしかったけど、今日、殻を破れた気がします」とあるように、卵から殻を破って飛び出す「ヒナ」たちが授業後にたくさん産まれることです。ヒナから一人前の管理栄養士へと、みんなスクスク育っていってね。

楽しくてためになる授業3:中村 伸一先生(おおい町国民健康保険名田庄診療所 所長)

 超高齢社会の日本では、「地域(自宅)で暮らす高齢者の方々の健康と日常生活を食の面から支える」ことが管理栄養士に求められています。しかし、学生達には、地域医療や在宅で終末を迎えること(看取り)について理解する機会が十分にありません。そこで、この分野での第一人者である中村伸一先生に特別授業をお願いしています。
 中村先生は福井県おおい町名田庄地区唯一の診療所の所長で、総合医として地域の医療を支え、また保健や福祉との連携でこの地区の医療費等を県内で最も低いレベルに抑えることに成功されています。そんな先生と地域との絆は、NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」や、テレビドラマ「ドロクター」、ご著書の「寄りそ医」などで紹介されています。本業に加え執筆やご講演等でご多忙ななか、「管理栄養士学生さんの教育のためなら」と、時間をやり繰りして来てくださっています。
 先生の実体験に基づくお話に心を揺さぶられ涙ぐむ場面もありますが、学生自身の生きがいや幸福、将来設計にも関わる素敵なお話に、みんなが笑顔になれる授業です。

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