豊かな人間性の形成により生命の尊厳を基調とした倫理観を身につけ、社会の 人々に信頼される高い看護の専門的知識・実践力を有し、地域や国際社会の保健・医療・福祉の課題に柔軟に対応し、 職業創造ができる看護職を育成します。
看護学部では、「豊かな人間性の形成により、生命の尊厳を基調とした倫理観を身に付け、社会の人々に信頼される高い看護の専門的知識・実践力を有し、地域や国際社会の保健・医療・福祉の課題に柔軟に対応し、職業創造ができる看護職を育成します」という教育理念にもとづいて、8
項目のDPを掲げ、その目標を実現しうるために以下のようなカリキュラムを構成している。
全学共通科目(26 単位以上)、専門教育科目(81 単位以上)に加えて看護学に関連した専門関連科目(30 単位以上)を配置し、諸学問と看護学を有機的に結びつけながら学際的視野に基づいた看護実践力の育成を図ることを目的としている。
全学共通教育は、学生の多様な関心に応え、幅広い教養や豊かな人間性を養うとともに、主体的な課題探究能力を高めることや国際化と情報化の急激な進展のなかで求められるコミュニケーション能力、情報活用能力の養成を目的とする。大きくは「自主自律支援科目」「グローバル化時代のアカデミックスキル科目」「人間性の基盤教育科目」「ひ ょうご県大特色科目」から構成されている。
全学共通科目と専門教育科目を有機的につなげることで看護の基礎となる人間、健康、環境を多角的・総合的に理解することを目的とする。専門関連科目は、専門関連科目Ⅰと専門関連科目Ⅱから構成され、Ⅰは全学共通科目と専門教育科目を有機的に媒介し、社会のあり方、人の心とその発達や障害、身体運動と健康、人の生命と配慮を深く認識することをめざし、Ⅱは人体や疾病治療構造の仕組みや社会システムなど看護専門教育科目の近接領域の知識や技術を教授し、多角的に看護の対象となる人や場を理解することをめざす。4 年次には、看護学を総合的な人間の学として捉え直すための総合ゼミを設置してい る。
1 年次から専門教育科目を配置することで、看護への関心を持続させながら内発的動機づけを高め、主体的に学ぶ姿勢を培う。看護基礎・実践基礎看護・生涯広域健康看護の3つの講座すべてから系統的に看護の基本を学び、その後より専門性を高める科目へと繋がるよう構成している。実習科目は、学内科目で学んだ知識や技術を有機的に結びつけながら、様々な健康状態を呈している人々に接する機会となる。人々の健康状態は流動的であること、人々の価値観や文化的背景等によって受け止め方が異な
ることなど看護の対象となる人々の特性を理解する。また対象を取り巻く地域社会に対する看護の役割を理解し、他の専門職や市民との協働ができる力を育み、看護ケアの在り
方を探求・発展しうる力を養う。さらに複雑化した現代の健康の諸問題に対応し、様々な場において看護実践できる力を養うことをめざす。
(学修成果の評価の方法)
学習成果の評価は、試験、レポート、参加度、発表内容、実技等により、学修目標に即して多面的な方法で行う。
ディプロマ・ポリシーとは、卒業認定・学位授与に関する方針のことです。看護学部では、修業年限以上在籍し各学科所定の単位数を修得するとともに、以下の素養を身につけ、卒業判定審査に合格した学生に対して卒業を認定します。