データヘルスやデジタルヘルスを基盤とし、地域生活者の健康維持・増進、疾病悪化予防等のために、生活者自身がセルフケアを十分に実践できることを目的として、看護力を可視化・発信するために、2023 年に、兵庫県立大学明石看護キャンパス内にデジタルヘルスケア・センターを開設しました。
本センターでは、地域社会における「孤立」を予防するために、ライフサイクル上の健康課題(発達障害、産後うつ、育児負担、睡眠障害、がん・生活習慣病、介護負担、認知症など)に焦点をあて、自治体と連携してWellbeing支援のためのヘルスケアシステムを構築する事業を展開する予定をしています。
看護学部は、2019~2021年度研究課題「ビッグデータを活用した健康リスク予測と高度看護介入による新たなデータヘルスシステムの開発」に取り組み、某自治体と連携し、①糖尿病重症化予防:ビッグデータ分析、②糖尿病重症化予防:ポピュレーションアプローチ、③糖尿病重症化予防:ハイリスクアプローチ、④がん検診推進プロジェクトを推進してきました(Phenomena in Nursing 2022 年 6 巻 1 号)。
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/purs/6/0/_contents/-char/ja
これらの研究成果を基盤として、デジタルヘルスケア・センターを立ち上げました。センターの開設にあたり、情報科学研究科、工学研究科、医工学研究所と連携体制を整備しています。
データ分析による地域課題の解決に向けて各自治体と協定を締結しています。
・2024年4月26日 明石市と全学協定を締結しました。
明石市と「包括連携協定」を締結しました。
2024年4月29日(神戸新聞)当センターが取り上げられました。
・2023年12月22日 播磨町と協定を締結しました。
播磨町と「データを活用した健康保持・増進に関する協定」を締結しました。
センターの開設を記念して、デジタルデバイス開発やまちづくりに関するご研究を推進されている先生方にご講演頂く予定をしております。また、本センターの事業推進者および事業内容の概要についてご説明させていただきます。
是非この機会に、研究者だけでなく地域住民の方々にもご参加頂ければ幸いです。
■ キックオフセミナーのご案内
デジタルヘルスケア・センター開発記念 キックオフセミナーのご案内■ 2024年4月4日 ケイダイツウシンに掲載されました。
「地域の方々のWell-being支援のためのヘルスケアシステム構築を目指して」兵庫県立大学看護学部デジタルヘルスケア・センター■ 2024年4月5日 キックオフセミナー 報告書
キックオフセミナー活動報告書あかし保健所との共同企画で「自殺対策セミナー」を開催します。
フィンランドは、国家をあげて自殺予防にとりくみ、自殺死亡率を減少させた「自殺対策先進国」として知られています。
今回は、これまでのフィンランドの取り組みに加え、最新の自殺予防対策について情報を得る機会とし、明石市における自殺対策を考える
機会にしたいと考えています。
ご興味のある方は、ぜひご参加ください。