© University of Hyogo. All Rights Reserved.

GOALS

follow us

12 つくる責任つかう責任

公害問題にみる地域社会のもつ経済成長促進機能の把握

政策科学研究所

大澤 篤・講師

持続可能な社会の実現には、過去に経験したことから学ぶことも必要になります。世界各国・地域の経済発展の歴史を辿れば、工業化の過程には公害問題を伴いました。現在、かつて秋田県鹿角地域に生じた煙害に焦点をあて、賠償等を通じた市場的解決の難しい問題に対して、地域社会がとった具体的対応を把握することで、経済発展や企業成長の望ましい在り方に関する歴史的教訓の引き出しに取組んでいます。


環境中の微小エネルギーを有効利用したセンサ用電源素子

工学研究科

神田 健介・准教授

身の回りにある、振動や風雨などの小さなエネルギーを有効活用する素子を開発しています。IoTセンサなどの電源素子として利用することで、電池レス、電池フリーで環境にやさしい自律システムの実現を目指しています。将来的なセンサ集積を見据え、半導体製造工程を利用したMEMS(回路と機械要素を一体集積化したマイクロシステム)として開発しています。


機能性バイオマス材料の省エネルギー合成プロセスの構築

工学研究科

柿部 剛史・准教授

セルロースやリグニンといった非可食性の植物バイオマスは食料と競合せず、また高分子であるため化石資源に替わるプラスチック材料として期待ができます。私たちは、これら植物バイオマスの誘導体化による機能性材料への変換と、省エネルギーコストでの合成を目指した合成プロセスの構築を行っています。さらに得られたバイオマス誘導体に、生分解性などの機能性を付与することで、環境負荷の低い材料設計を目指しています。


研究科における地域資源の保全を目的とした啓発活動の実践

緑環境景観マネジメント研究科

山本 聡・教授

取組み内容:近年、里山では生業の変化により植生が変わり生物多様性が失われつつあります。そのような状況の認識と生物多様性の保全意識を高めるため、各種イベントでのガーデン制作等を通じた啓発活動をおこなっています。淡路花博20周年記念花みどりフェアでは、「Bamboo Life ‘竹でつなぐ庭’」と題し、地域の放置竹林の竹を用いたガーデン作品を学生や職人の方とのコラボレーションにより出展しました。


その他のゴールの取り組みは、研究取り組み一覧でもご覧頂けます