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GOALS

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11 住み続けられるまちづくりを

自然と共生する ​建築のあり方を問う

環境人間学部

水上 優・教授

建築は人間を包み、その建築は自然に包まれています。建築は自然環境と人間活動との関係の表現に他なりません。有機的建築によって自然と人間が響き合うことを目指した建築家フランク・ロイド・ライトの思想と作品を研究しています。既に世界遺産に登録された8件のライト建築にさらなる追加登録を進める活動はじめ、建築作品の保存・活用に関する研究も行っています。


気候変動による 地域気象の変化を 把握し、備える。

環境人間学部

奥 雄一郎・准教授

地球温暖化により変わりつつある地域の気象・気候。これまでなかった現象が当たり前のように起こる、持続可能な社会の実現には気候変動に適応することが求められています。台風、大雨、猛暑など様々な時空間スケールの現象を数値シミュレーションを用いて再現、予測、解析し、気候変動による地域の気象・気候への影響を私たちの暮らしの目線から調べています。


地域固有資源の価値評価と経済効果分析

国際商経学科

友野哲彦・教授、国際商経学部長

地域に根づく歴史・伝統・文化の中には大きな価値があったり、人びとがそれを求めて訪れたりする場合には、地域経済にプラスの効果がもたらされることがあります。私の教育研究では、毎年、特定のフィールドを決めて学生たちと現地に行き、アンケート調査をおこなって、地域固有資源の歴史・伝統・文化的価値を旅行費用法により評価したり、そこを訪れる観光客の支出額をもとに産業連関分析により経済波及効果を測定したりしています。


ペロブスカイト太陽電池と水素燃料電池の研究開発

工学研究科

伊藤省吾・教授

クリーンエネルギーへの変換を求められている人類ですが、新しい一次エネルギー源が無ければ達成できません。そしてついに,高耐久型のペロブスカイト太陽電池が完成しました(写真中に私が持っているものがそれです)。さらにそのエネルギーを使用するために、超耐久型触媒および白金フリー触媒の水素燃料電池も研究開発しております(写真右端が水素キャビネット,左端が空気ボンベです)。良い物が出来つつあります。


台風を予測し、弱体化する

工学研究科

高垣直尚・准教授

台風は暴風・高潮・大雨により社会に甚大な被害を及ぼします。そのため、私の研究室では、日本に1台しかない台風シミュレーション水槽という超大型海洋模倣実験水槽を使用し、台風の高精度予測モデルの開発を行っています。さらに、地球温暖化の抑制のように、台風も変容させることができれば減災された社会づくりにつながりますので、この可能性も検討しています。工学技術を活用し、海洋エネルギ技術開発も行っています。


気象災害を引き起こす現象のメカニズム解明

減災復興政策研究科

谷口 博・准教授

気象学・気候学は自然科学のなかでも、我々人類の日常生活に密接に関係する学問です。観測データや再解析データ等の解析、 数値シミュレーション、理論計算などの手法を用いて、過去、現在、未来の現象のしくみを明らかにすること、現象の予測可能性やそれらの知見をハザードマップ等へ応用する等、得られた知見が将来の防災・減災に生かされることを目指して教育・研究を行っています。


里地里山の植生・生物多様性と人の営みの関係

緑環境景観マネジメント研究科

澤田佳宏・准教授

棚田畦畔の草原や水田・水路・ため池のウェットランドなどの里地里山の二次的自然について、その成り立ちを知り、今後の保全と活用を検討するために、人がそれらの土地をどのように利用し、また、どのような恵みを得ていたのか、自然と人との関係を調べています。また、圃場整備と生物多様性保全を両立する方法を確立すべく、畦畔の表土移植などの実験を行っています。


環境中の微小エネルギーを有効利用したセンサ用電源素子

工学研究科

神田 健介・准教授

身の回りにある、振動や風雨などの小さなエネルギーを有効活用する素子を開発しています。IoTセンサなどの電源素子として利用することで、電池レス、電池フリーで環境にやさしい自律システムの実現を目指しています。将来的なセンサ集積を見据え、半導体製造工程を利用したMEMS(回路と機械要素を一体集積化したマイクロシステム)として開発しています。


植物との関わりや緑環境が人の健康に与える効果に関する研究

緑環境景観マネジメント研究科

剱持 卓也・講師

植物を育てることや植物のある環境で過ごすことによる、人の精神的健康、身体的健康、社会的健康に対する効果を研究しています。医療・福祉施設に造成された緑地が利用者や職員、地域住民に与える影響やコロナ禍で果たした役割について調査しました。コロナ禍を経て、緑地や植物との触れ合いがもつ人の健康への効果に注目が集まっており、予防も含めた活用のあり方を検討していきます。


災害に対する地域社会のレジリエンス

地域資源マネジメント研究科

矢ケ﨑 太洋・講師

「レジリエンス」という言葉を耳にしたことはありますか?レジリエンスは,あるシステムが攪乱から復元する性質を意味し,様々な分野で使われます。私は災害の発生時に地域社会がどのように対処し,復元するのか,そのメカニズムと様相を研究しています。災害に強く,住み続けられるまちづくりを目指し,日々,研究と調査を実践しています。


その他のゴールの取り組みは、研究取り組み一覧でもご覧頂けます