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GOALS

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4 質の高い教育をみんなに

数値データを「体感」する。VRによる可視化技術

情報科学研究科

大野 暢亮・教授

スーパーコンピュータで計算された乱流や核融合プラズマなどの大規模シミュレーションデータを、スーパーコンピュータ上やXR技術を用いて可視化する研究を行っています。特に後者では、複数の利用者が同じ空間でデータを解析できる共同可視化環境の研究開発にも取り組んでいます。これらの技術を通じて、研究者がシミュレーションデータを直感的に把握し、効率的に解析できる環境の実現を目指しています。今後は、より分かりやすいデータ表現や、さまざまな環境で利用できる仕組みを整え、さまざまな研究・教育分野への普及を目指します。


火山噴出物に刻まれたマグマからのメッセージを解読する

地域資源マネジメント研究科

佐野 恭平・講師

私は火山噴火と火山噴出物をつなぐことを目指し、研究を進めています。火山噴火では地下のマグマが発泡しながら上昇し、時には爆発しながら多様な噴出物を生み出しますが、噴火そのものを直接観測できる機会は限られています。そのため、噴出物に含まれる気泡や結晶・ガラスを調べることで、地下のマグマの状態や上昇過程を読み解いていきます。こうした研究は過去の噴火現象の解明だけでなく、将来の噴火予測や防災対策にも貢献できます。今後もフィールド調査や観察・実験を重ね、火山災害の軽減に貢献していきたいです。


地球の歴史を読み解く、古地磁気学の世界

環境人間学部

宇野 康司・教授

専門は古地磁気学です。岩石には形成当時の地磁気が記録されており、その磁場の向きを磁力計で測定・解析することで、大陸移動や地殻変動の歴史を明らかにしています。例えば、日本海の誕生に伴って日本列島がアジア大陸から離れ、現在の形へ変化した過程も、岩石に残る磁気から読み解くことができます。また、火山岩が定置した際の温度を推定し、火山噴火や火砕流の規模を解明することで、防災への応用も目指しています。さらに、安定した地盤の特定を通じて、原発やインフラ整備の安全性評価への貢献も期待されます。


陸上節足動物の多様性生物学

自然・環境科学研究所

山﨑 健史・准教授

クモ類を中心に、陸上節足動物の系統分類学的研究を行っています。日本から東南アジアにかけて、学名のついていない生物種(未記載種)が多く、新種記載をとおして、その種多様性を明らかにすることが目標です。これらの研究は、東南アジアの共同研究者と共同で行い、研究成果が現地に還元され、現地の教育や研究者育成に資するような枠組みの中で取り組んでいます。


小規模校と地域が共創する教育エコシステム

環境人間学部

尾﨑 公子・教授

急激な人口減少により学校の小規模化が進む中、持続可能な社会を支える新たな学校モデルの構築を目指して研究を進めています。学校を地域コミュニティの核となる社会インフラと捉え、地域の公益をどのように実現するかを探究しています。フィールドワークを重視し、国内外の調査を通じて、小規模校と地域が共創する教育エコシステムの可能性を明らかにし、次世代の教育保障と地域の持続性に関する知見を提供しています。


成長・非成長の内生的な発生を中心とした内生的成長理論の研究

国際商経学部

桑原 史郎・教授

「経済成長は人類を貧困から救い出す強力な経済現象である」という視点に基づき、マクロ経済学的な理論分析を行っています。研究開発や人的資本の蓄積が、長期的な成長や所得分配にどのような影響を及ぼすのかを、数理モデルを用いて解明しています。近年は労働分配率の低下や賃金の二極化といった格差問題にも着目しています。貧困を克服し、持続可能な発展と公正な社会を両立させるための経済的メカニズムを追求し、有効な政策提言を目指しています。


誰もが「生き心地のよい社会」へ

環境人間学部

竹端 寛・教授

福祉課題は「個人の不幸」や「自己責任」と捉えられがちですが、貧困や障害、ひきこもり、認知症、ハラスメントなどは誰もが関わる可能性があります。また、社会構造の歪みが、様々な福祉課題の悪循環を加速させている可能性もあります。私はケアの現場において、反抑圧的実践やCaring democracyの立ち位置から、悪循環を好循環に変える方策について、支援者の皆さんと対話的に考え合う仕事をしています。


進化の瞬間をとらえる。タンガニイカ湖の生態系研究

自然・環境科学研究所

高橋 鉄美・教授

タンガニイカ湖固有のシクリッド、テルマトクロミス・テンポラリスの「普通型」と「矮小型」を用い、種分化と進化のメカニズムを研究しています。体サイズや生息環境の違いが種の誕生にどう関わるか、現地調査、水槽実験での生殖隔離の検証、遺伝子解析により解明を目指します。これは現在進行中の進化を捉え、生物多様性の形成や環境影響を知る上で重要です。今後は普遍的な進化の法則解明を目指します。


声なき声に耳を傾けて

環境人間学部

井上 靖子・教授

私は、臨床心理士・公認心理師として、教育・福祉・医療でカウンセリングに携わってきました。心の傷や生きづらさを抱える人々が如何に癒されるのか、カウンセリングの本質を理論と実践から探究しています。相談者の無意識が動き始め、自己治癒力が発現していく過程に深い魅力とやりがいを感じています。さらに人々がより安心して生きられるための土台とは何か、文化や風土に根ざしたイメージや物語の観点からも探究しています。


組織におけるイノベーションの創造

国際商経学部

中村 友哉・准教授

組織が長期間にわたって成長・存続していくためには、新しいモノやコトを社会に創り出す活動であるイノベーションが欠かせません。世の中を大きく変えることのあるイノベーション活動には、いまだにわかっていないことが数多くあります。私は組織がイノベーション活動を行う際に重要となる要因や、その発生のメカニズムについて調査、研究を行っています。


その他のゴールの取り組みは、研究取り組み一覧でもご覧頂けます