© University of Hyogo. All Rights Reserved.

GOALS

follow us

3 すべての人に健康と福祉を

声なき声に耳を傾けて

環境人間学部

井上 靖子・教授

私は、臨床心理士・公認心理師として、教育・福祉・医療でカウンセリングに携わってきました。心の傷や生きづらさを抱える人々が如何に癒されるのか、カウンセリングの本質を理論と実践から探究しています。相談者の無意識が動き始め、自己治癒力が発現していく過程に深い魅力とやりがいを感じています。さらに人々がより安心して生きられるための土台とは何か、文化や風土に根ざしたイメージや物語の観点からも探究しています。


高度急性期病院や地方自治体のデジタルトランスフォーメーションを推進

情報科学研究科

竹村 匡正・教授

社会情報科学部と情報科学研究科では、最先端の研究を進めるとともに、これらの知見を実際の社会の現場に還元することを重要視しています。そのため、私たちは実際の病院において電子カルテ等の情報システムの導入の企画や調整、また自治体におけるICTを用いた新たなあり方の検討に参画しており、学生の皆さんとともに国立循環器病研究センターや神戸市立医療センター中央市民病院等の実際の医療機関でのDX推進を進めています。


病原菌のタンパク質から感染の仕組を知る

理学研究科

水島 恒裕・教授

病原菌のタンパク質は、ヒトのからだに感染する際の付着や侵入、免疫回避のために重要な役割を果たしています。これら病原菌タンパク質の形(構造)を知ることで、病原菌がどのようにしてヒトの細胞に侵入し、免疫系を回避して、病気を引き起こしているのか、その仕組を知ることができます。病原菌のタンパク質は感染の鍵を握っているため、これらの研究成果は新しい治療薬の開発に役立てることができます。


公園緑地におけるユニバーサルデザイン

緑環境景観マネジメント研究科

美濃 伸之・教授

公園緑地を対象に障がい者や高齢者などの利用を支えるユニバーサルデザインのあり方について研究しています。地形や環境的な制限の多い公園緑地では施設整備などのハード整備に一定の限界があり、ユニバーサルデザインの実現にはソフト支援の併用が欠かせません。ここでは、情報提供や人的支援のあり方はもとより、公園緑地の整備や管理運営などの実務を担っている方々への教育プログラムについても検討を重ねています。


Wearable Deviceを活用した健康指標の予測に向けた取り組み

地域ケア開発研究所

本田 順子・教授

Apple WatchやFitbitなど、身体に身に付けることで健康状態(睡眠時間、心拍数、脈拍数等)のデータを得ることができるデバイスがあります。そのデバイスから得た多くのデータを使って、AIに学習させ、人々の日常生活の活動量や認知機能を予測することができるモデルを企業とともに開発しています。また、Wearable Deviceを用いてタクシードライバーの健康状態と危険運転の関係を分析し、事故防止の方策を検討しています。


災害が起こる前までに、人々の防災力をいかに上げるか

環境人間学部

木村 玲欧・教授

21世紀前半、日本は「大災害時代」になると考えられています。自然災害は「めったに起きない」ものではなく「頻繁に発生して、その度に命を脅かすもの」になるのです。災害が起こる前までに、人々の防災力をいかに上げるか、学生とともに実践・研究をしています。写真は、小学生の「まちあるき水害防災教育」です。被災者の話と当時の写真から災害の危険性を学びます。保育園児、小中高校生、市民、企業への防災教育プログラム・教材開発で、災害への「わがこと意識」と「生きる力」を育みます。


センサIoTで医療事故を防ぐ

先端医療工学研究所

藤田 孝之・教授

病院などの医療現場では、様々な事故が起こることがあります。センサやIoT(モノとインターネットをつなぐ技術)、エッジAI(データを外部に送らずにAIが判断する技術)を使って、そうした事故を予測・発見できるシステムを作っています。例えば、人にやさしい柔らかいセンサや、ポケットに入れるだけで使えるセンサなど、簡単で安心して使える技術を開発しています。


すべての市民が、いつまでも健やかに 暮らせるように。
あかし健康プランづくり

看護学部

片山 貴文・教授

健康的な生活を送るためには、一人ひとりが自分に合った健康づくりに取り組むことが大切です。「自然に健康になれるまち」を目指し、健康プランづくりに参画しました。このプランでは、スキマ時間にできる体操をする、ストレス解消法を持つ、長く座ったままでいない、地元で取れた野菜を加える等、自分に合う「健康づくりのMyルーティン」を持ち、健康づくりを意識した行動を習慣化して、市民全員で「自然に健康になれるまち」を目指します。


自治体関係者及び市民と一緒に考える上下水道料金のあり方

社会科学研究科

瓦田 沙季・教授

私の専門は公会計(政府及び民間非営利組織の会計システムを研究対象とする)です。そのため、自治体の上下水道事業経営審議会等の仕事に携わっています。少子高齢化社会における急速な人口減少に伴うサービス需要の減少と施設の老朽化に伴う更新需要の増大等により、上下水道事業の経営環境が大変厳しくなっています。安心・安全・持続可能な上下水道サービス(受益)と料金(負担)のあり方についてみんなと一緒に検討しています。


食品廃棄物の利用価値を創造する

環境人間学部

金子 一郎・准教授

近年、加工食品の利用頻度が増加し、食品添加物に含まれるリンの過剰摂取が大きな問題になっています。カニやエビ、貝の殻は炭酸カルシウムで構成されているため、リンをほとんど含まないカルシウム源になることに注目しています。また、甲殻類はアスタキサンチンやキチン、キトサン等の機能性成分が含まれており、食材としての利用価値も期待できます。甲殻類および貝類廃棄部位の成分分析や有効性の作用機序を研究し、栄養学的付加価値のある食品開発を目指しています。


その他のゴールの取り組みは、研究取り組み一覧でもご覧頂けます