学位論文審査基準

兵庫県立大学大学院環境人間学研究科
令和2年4月1日

環境と人間に関わる諸課題に関心を持ち、人間や地域から地球規模に至る様々な食・栄養の問題の発見・解決に意欲ある人材の育成をめざす。

1. 博士前期課程における修士論文審査基準と手続き

(1)修士論文審査基準

① 環境人間学を追求する各専門分野の理論または研究課題を総合的、創造的に探究したものであること。

② 研究課題の論証および論証に用いられた手法が適切であること。

③ 研究の素材となるデータの信頼性、独創性、及び客観性が担保されていること。

④ 研究手法において、研究倫理上の問題がないこと。

⑤ 論文形式において不備がないこと。

(2)申請条件

① 修了要件となる在学年限を満たしていること。

② 本研究科規程に定める授業科目を修め、所定の単位数を修得または修得見込みであること。

③ 中間発表を終えていること。

④ 指導教員の承諾を得ていること。

(3)手続き

① 申請者は、定める期日までに修士論文及び論文概要を提出する。

② 申請者は、論文審査発表会において発表し、口頭試問を受ける。

③ 修士論文、発表内容、口頭試問結果をもとに判定を受ける。

④ 申請者は、定める期日までに修正した修士論文と論文概要を提出する。

⑤ 論文審査主査、副査による最終承認と論文審査報告書の提出を経て、承認を受ける。

2. 博士後期課程における博士論文審査基準と手続き

(1)博士論文審査基準

① 環境人間学を追求する各専門分野の理論または研究課題を探求したものであること。

② 研究課題の論証および論証に用いられた手法が適切であること。

③ 研究の素材となるデータの信頼性、独創性、及び客観性が担保されていること。

④ 研究手法において、研究倫理上の問題がないこと。

⑤ 論文形式において不備がないこと。

⑥ 学術的かつ社会的意義を有すると認められるもの。

⑦ 論文は、当該領域において体系化された学術論文(公表済み、もしくは、印刷中、採択済みであること)を主とする、1報以上の論文を含む学術研究であること。必要論文数は、当該学術領域の特徴を踏まえて判断される。

(2)申請条件

① 修了要件となる在学年限を満たしていること。

② 本研究科規程に定める授業科目を修め、所定の単位数を修得または修得見込みであること。

③ 中間発表を終えていること。

④ 長期履修者においては、長期履修短縮該当見込みであること。

④ 満期退学者においては、研究指導認定退学の翌日から1年以内に審査終了見込みであること。

(3)手続き

① 申請者は、定める期日までに博士論文と要旨を予備審査願と共に提出し、博士論文予備審査委員会の審査を受ける。

② 予備審査承認後、申請者は論文を修正し、定める期日までに博士論文及び要旨を提出する。

③ 申請者は、博士論文審査会・公聴会おいて発表し、口頭試問を受ける。

④ 博士論文、発表内容、口頭試問結果をもとに博士論文審査委員会の審査を受ける。

⑤ 申請者は、定める期日までに修正した博士論文と要旨を提出する。

⑥ 論文審査主査、副査(外部審査委員を含むことがある)による最終承認と博士論文審査報告書提出を経て、承認を受ける。