食品衛生監視員・食品衛生管理者

食品衛生監視員・食品衛生管理者とは

 食品衛生監視員、食品衛生管理者は、いずれも食の安全を守ることで私たちの健康な生活を支え、社会に大きく貢献できる、やりがいのある仕事です。
(ただし、令和4年度以降に入学した学生が対象です。)

食品衛生監視員
 食品衛生監視員は、公務員として国や自治体に所属し、食品の安全を守る役割を担います。たとえば、飲食店や食品工場に立ち入り、衛生管理を指導したり、食中毒の原因を調査したりします。また、空港や港で輸入食品の検査を行うこともあります。

 この職に就くには、大学で食品学や食品衛生学などを学び、特定の科目を履修することで得られる「任用資格」(特定の職に任用されることで初めて効力を持つ資格)が必要です。本課程を卒業すれば、資格要件を満たせますが、実際に食品衛生監視員として働くためには、国や都道府県などの採用試験(国家公務員試験や地方公務員試験)に合格する必要があります。

食品衛生管理者
 食品衛生管理者は、食品メーカーなどで衛生管理の責任者として働く職種であり、こちらも「任用資格」が必要です。主な業務は、安全な食品を製造するための工程管理や従業員への衛生教育、食中毒の予防などです。

 この職に就くには、特定の資格要件を満たした上で、施設において任命され、保健所などに届け出る必要があります。本課程を卒業することで、この資格要件を満たすことが可能です。