学びのプロセス

環境人間学部での学びは、6つの段階で進んでいきます。

Step1:学びの基礎をつくる。

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1年次から4年間の学びの土台となる語学やアカデミックスキル(学び方のスキル)とともに、どの分野に進んでも必要となる教養を幅広く身につけます。

環境人間学部の学生は、これらの全学共通教育科目を1年次に主として姫路工学キャンパスにおいて工学部や理学部の学生とともに受講します。

このほかに、兵庫県立大学には全学部の学生が受講できる3つの副専攻プログラムがあります。環境人間学部での専門的な学びとも大きく関係しているので、多くの学生が受講しています。

・地域創生人材教育プログラム
・グローバルリーダー教育プログラム
・防災リーダー教育プログラム

Step2:人間を幅広く知り、専門を決める。

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問題を引き起こすのも、問題を解決するのも人間。人間に対する深い理解なくして、地域や世界の問題を解決していくことはできません。環境人間学部では、専門的な学びの土台として、人間について幅広く学ぶ科目を設けています。

環境人間学部は入学後に専門を選ぶことができます(食環境栄養課程以外)。このために、1年後期には4つの系の教員によるオムニバス科目を受講し、自分がどの専門分野に関心や適性があるか考える時間があります。

Step3:専門知識・技術を学ぶ。

2年に進級するタイミングで所属系が決定し、専門的な学びが本格的に始まります(食環境栄養課程は入学時に決定)。それぞれの系の履修モデルを参考に、自ら履修したい科目を選び、受講していきます。中にはフィールドワークやグループワーク、プレゼンテーション、実験・実習など、アクティブに学ぶ科目もあります。



Step4:専門ゼミは学びの共同体。

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3年次には全学生がいずれかの教員が提供する専門ゼミに所属します。一学年、4~6人程度の少人数のコミュニティの中で、学びを深め、卒業研究にむけた知識や技術を身につけていきます。ゼミによっては学生チームをつくり、プロジェクト活動を行うところもあります。教員と学生、同学年どうし、また、先輩・後輩の間で深い人間関係が築かれていきます。

Step5:卒業研究に取り組む。

4年からは、環境人間学部での学びの集大成として、卒業研究に取り組みます。指導教員と相談しながら自身の関心のある研究テーマを決め、調査や実験を行い、論文にまとめ、研究発表会でプレゼンテーションを行います。知識や能力という面だけでなく、人間的にも大きく成長していきます。